お布団農法 | 松岡隼人オフィシャルブログ「てらブロ」Powered by Ameba

 本日は、御船町のお布団農法について、ご報告します。

お布団農法とは、鳥取大学名誉教授 津野幸人先生が考えられた、「水稲布マルチ直播栽培」のことです。


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 この農法は、農薬を使用しませんので、有機栽培ということになります。

当日は、町長、議長はじめ担当職員、議会事務局長、民間会社社長からお出迎えいただき、懇切丁寧にご説明をいただきました。雨の中、現地視察もさせていただきました。


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 このお布団農法、全国で300名ぐらい、県内ではほとんど取り組まれていません。理屈は直播ですので、まんべんなく発芽させることが大変難しく、お布団を敷いてから、水を張り、根が張るまでの3週間ぐらいが勝負です。(もちろん、冬場の土づくりや代かきは、通常の方法と同じく重要です。)

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 3週間でうまく形にすることが出来たら、お布団の効果で、草が生えませんので、草取りや農薬をまく必要がありません。また、まばらに植えるため、葉と葉の間に、光や風が入り、虫がつきにくくなります。よって、収量はかなり少なめですが(よくて一反あたり8俵)価格にびっくり。


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 昨年、御船町長は、一反当たり5俵しか取れなかったそうですが、何と、1俵当たり、4万円で小売業者に引き取ってもらったとのこと。通常が、1万3千円ぐらいですから、本当にびっくりしました。ちなみに、お布団農法で栽培された米の昨年の最高価格は、1俵18万円だったとか。考えられますか?

 私も、米を作りたいと思っており、この話をお聞きし、今年からつくるべくいろいろな方にお尋ねしましたが、時期がずいぶん遅く、念願かないませんでした。来年の作付を目指し、田んぼ探しから始めたいと思います。

 興味のある方、一緒に米を作りませんか?兼業で。