沼山光洋之命葬場祭 | けものみち

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劇画『一つの戦史』國の防人【展転社】にて連載中です。
代表作は『松田優作物語』【秋田書店】

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『國の防人』(展転社/刊)にて劇画『一つの戦史』連載中
代表作は『松田優作物語』(秋田書店/刊)
Webではこちらで読めます。↓
https://medibang.com/bookstore/titles/6kbs340000003662600000000000a/volumes/

 

 

16日、青梅・大東神社にて、沼山光洋さんの密葬が斎行されました。
斎主は沼山さんと縁の深い大東会館・不二歌道会代表の福永武氏が務め、大東神社の神職方々により執り行われた厳粛な神葬祭でした。

 

この青梅の大東神社には、影山正治塾長をはじめ御尊父影山庄平翁を含む十四烈士が祀られており、沼山さんが愛した地と言われています。
広い農場があり、沼山さんご自身も農業合宿体験をされ、農作業に勤しんだ土地です。

 

「なんか最近面倒くさくて」

 

「何をするのも面倒くさいでしょう?」

 

そう話す沼山さんに、漫画”北斗の拳”のセリフを引用しつつ、ボクも切り返す

 

「ええ 息を吸うのも面倒くさい」

 

他愛のない会話をしていたあの頃が懐かしいです。

 

『ああ面倒くさい 面倒くさい』

 

そう言いながらも沼山さんは、短期間に集中して仕事を請け負い生活の糧を稼ぎ、それ以外の時間は全て護国奉仕活動に捧げ、『天皇陛下靖國御親拝』の実現を訴え続け、全国の護国神社を巡拝し、毎日和倉門噴水公園に立ち、宮内庁職員たちへ”天皇陛下靖國御親拝を訴え続けておられた。

 

5月11日未明 靖国神社での割腹自決
その第一報を知った時は、私の抱いていた沼山さんのイメージとは、まるで繋がりませんでした。
しかし、こうして時が経つにつれ、ああ、沼山さんは着実に死への準備をして、やる事をやり尽くして旅立ったのだなと、そう思えるようになりました。
実際自分にそれが出来るかと言ったら”無理”なんですが。

 

常に”笑い”を忘れない、しかし心には武士の魂を抱いている、そんな日本人がまだ居たという事に心底驚き、感動した。


この思いは一生消えることはないでしょう。

 

神様になってしまった沼山さん、これからは心安らかに眠ってください。


残った私たちに何が出来るのか、何もできないかもしれない、何も変わらないかもしれない、今よりもっと悪くなるかもしれない。だけど貴方の遺志はしっかりと受け止めました。

 

今月23日は靖国神社で友人葬ですね

 

また会いましょうね。