偶然が重なり
映画"ウィンド・リバー"を見ました。ネイティブアメリカンの問題を扱った作品なのですが、それを知らずに見てもサスペンスとして楽しめました。音楽も、声やギターやソロ弦なんかが効果的に使われていて、オルタナティブ、ポストロックの香りが、雪景色の中で雰囲気を出していました。あとで調べるとニック・ケイヴというオーストラリアのアーティストなんですね。いわゆる映画音楽ではないのがまた良かった!そんな時に、友人の学者の中村寛から多摩美でのシンポジウムの案内が来た。まさに今見たばかりの、ネイティブ・アメリカンについてのものだったので、これは行こう!と予定を変えて行ってみました。知らないアート作品にも出会えて良い刺激になった1日でした。人の話を聞くといろんな角度でものを捉えられるのでいいですね。
『ウィンド・リバー』トレイラー
”はじまりのうた” をみました
”はじまりのうた”を見ました。音楽映画っておいっ!というツッコミどころが多いんですが、これはミュージシャン出身のジョン・カーニー監督だけあって、色々な面で説得力がある。最初のシーンにつながる流れがパラレルで走ったあと展開してく構成が素晴らしい!自分に正直で音楽産業に反発するキーラ・ナイトレイ演じるグレタ(歌手)がかっこいいですよ。ロック魂とかフォーク魂とかパンクスピリットとかいろいろな呼び方はあるけど、ミュージシャンたるもの、隠していても、どこかにそのスピリットはどこかに持ってないとですね。
こんな風にインディーズでヒットした監督をぐっと引き上げる海外の映画産業って夢があっていいなぁ。
トレーラー
こんな風にインディーズでヒットした監督をぐっと引き上げる海外の映画産業って夢があっていいなぁ。
トレーラー
映画“ラスト・タンゴ”を遅ればせながら見ました
スタジオで作ってばかりの2019の冬。FBに書くような目新しこともない日々ですが、映画“ラスト・タンゴ”を遅ればせながら見ました。ドキュメンタリーということであまり期待もせずに見たんだけど、これがかなり面白かった。二人の人間が(男女にかかわらず)アートをやりぬく難しさ。そしてその先の、その二人だけが到達できる"素晴らしさ”がよく伝わってきた。構成も面白くて、再現シーンを演じる役者たちがオフでマリア・ニエベスのことを語るシーンなどドキュメンタリーとしてもアイデアがたくさん。素晴らしいなぁ。それにしても演奏、そして録音も良くてタンゴの奥深さが伺いしれた作品でしたよ。