=ガットと言えば・・・=    | 松本ヴァイオリン工房のブログ

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東北の岩手-盛岡にある弦楽器専門の工房。バイオリン・ビオラ・チェロの販売、製作、修理、調整を承ります。コントラバスの修理も。秋田や青森、仙台の方もどうぞ!

このところ「いいな・・・」と感じる演奏、ふと弦の種類に目をやると]
ガット弦であることがつづいています。

イッサーリスがそうだし、久方ぶりにまさに琴線が共鳴しふるえた

ブルネロもそうだったし。

昨年盛岡で聴かせて頂いた、朝枝信彦氏もオリーブのガット弦でしたし

軽井沢の大賀ホールで聴いた時の東フィル・コンマスの

渡部基一氏もそうでした。そして先日の原田智子さんも。

ナイロン弦がどんどん開発され、ピッチの安定性、張りの強い音色

よりピュアに、よりクリアにと、どんどん新製品
うまれ、

その度に「さらによくなった・・・」と思っていたが・・・

ふと気がつくと、そこにびくともしない魅力のガット弦があったと。

いま製作している5弦チェロ、すべてガット弦にしようかといろいろと試作と実験中。