2024年もあと半分。上半期の振返り〜 | soeのブログ

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車いすアスリート 副島正純 のブログ。

2度目の大病、10時間の手術に負けず元気に副島は戻ってきました】

ご心配をおかけしました、強運でラッキーな副島です。(自分でそう確信しています!)

昨年より高熱や微熱、集中力の低下となぜか練習がうまくいかないことが多く、気持ちが沈むことが何度もありました。その原因が左前頭葉の腫瘍であることが3月末にわかりました。329日深夜に頭痛と嘔吐に耐えきれず救急車で諫早病院へ運ばれ、検査で腫瘍が発見されました。緊急ではありませんが手術を提案されました。手術なら症例数の多い福岡へ行きたいと私は希望し、九州大学病院へ転院しました。数か月待ちが当たり前の九州大学病院ですが、明日なら受け入れ可能ですと言われ、43日にスムーズに転院することができました!(ラッキー)。九州大学病院では数日検査が続きました。CTMRI、脳波、脳血管造影検査、高次脳機能検査、言語機能テスト、口腔チェックなど。そして422日に覚醒下での開頭腫瘍摘出術を行いました。手術時間は約10時間、この手術は言語の機能を可能な限り残すために手術の途中に一時的に覚醒し(2時間程度)、会話や計算、運動など脳の機能を評価しながら腫瘍を摘出するというものでしたこの覚醒下手術のおかげで言葉も運動機能も感覚機能も失うことなく、術後も変わらぬ生活ができています。左前頭葉のほとんど、言語中枢もほぼ取り除かれましたが、失語もなく普通に話せていることが不思議です。主治医によると、おそらく私の腫瘍はゆっくり長い時間をかけて成長したもので、長い時間のなかで言語に関する機能を周りの脳がサポートし、本来の言語中枢の場所が変わっていたからではないかとのこと。人間の神経細胞の力に感動しました!(ラッキー②)。 そして術後の病理検査の結果では、腫瘍の種類が乏突起膠腫という神経膠腫の中でも予後の良いものでした!(ラッキー③) 

それと入院中に担当してくれたのは2年目看護師さん達でまだまだぎこちない感じ、しかし一生懸命に採血やサポート、ケアしてくれる姿にみんな頑張っていることを感じました。「負けられないなぁ、俺も前向きに頑張らなきゃ」と白衣の天使に元気をもらいました(ラッキー④)。そして入院中、長崎から毎日車で見舞いに来てくれた妻には本当に感謝です。今も癌について勉強してくれて、毎日色々なアドバイスが出てきます、抗がん剤が終わる一年後、いやその前に腫瘍細胞とはお別れし正常細胞で元気に復活できそうです 笑。妻のサポート、これが⑤つ目のラッキーです。

 脊髄損傷、脳腫瘍と二つの病を経験した私は、不運な人間に見えるかもしれませんが、本人はあまり気にしてなく、その中でのラッキーなことに喜んでいます。今回の病気もラッキーが5つも起こり、本当に自分はラッキーだと思っています。強運でラッキーな副島はもう一花咲かせることを目標にこれからも努力していきます。これからも応援をよろしくお願いいたします。🙇