⑦EC療法〜恐怖,気持ち悪い,痩せて太るの繰り返し | まみの両胸乳がん日記

まみの両胸乳がん日記

2015年に乳がん陽性が出ました。
両胸・全摘・インプラント再建済み。化学療法EC+TC半年間。ステージ2B.リンパ節転移3個,郭清レベル1。
6年間、定期的にマンモとエコーで4ヶ月毎に検査をしていても、中期になるまで陽性が出なかった不運。

退院した頃、脇の所に水が随分たまっていて、形成外科の先生に抜いてもらっていました。
そこから感染の恐れもあるからと、その腫れが引いてからの化学療法開始と言われていました。

そして2015年7月17日。
ついに始まる化学療法。
初回の薬なので、様子見の為に2泊3日の治療入院です。
不謹慎だけど、入院自体は楽しみでした。病棟の看護師さんがみんな良い方だったし、病室の方ともおしゃべりできるから。

吐きどめの点滴をはじめに入れて。
まずは真っ赤なお薬からです。

私はこのエピルビシンの点滴が、すごく怖かった。
この薬はすごく強い薬で、血管をはみ出すことがあると。で、滲出したりしたら皮膚が壊死するそうでゲッソリもしそうなった時にはそれ用の処置をするけど、その時に使う薬がこれまたものすごく値段が高いそうで…色んな方面から、恐怖な薬でした。
正に体に劇薬を入れるイメージガーンチーン
入院時に同室だったおばさまが、実際に滲出したことがあったそうです。その時の話をしっかり聞いてたものだから、「他人事じゃないんだ、誰にも有りうるかもしれないんだ」と思ってゾッとしました。
このEC療法の4回の間、赤い薬の点滴の時は常に怖かったです。いつもお守り持って祈ってました。

赤い薬(エピルビシン)は、凄い勢いで、凄い速さで、点滴で入れていきます。
危険だし、血管を痛めるし、とにかく早く入れて早く終わらせたいからこんなに速いのかな?今までの点滴というイメージからは程遠く、ありえない速度で落ちます。
途中で鼻がツンとしてくる。10分もしないくらいで終わりだったかな?
そのあとは透明な、エンドキサン。たっぷり、これはわりと時間も長め。

私の場合、だいたい3時間半後に気持ち悪さがやってきました。
これが来ると、もう何もできない。
ソファかベッドに横になるしかない。
(こんな感覚は、生まれて初めてです。
私、今までずっと健康でしたから!
少なくとも結婚してから1度も熱を出して寝込んだことはありませんでした)
でも、予防の薬などのおかげか、実際に吐くことはありませんでした。
翌朝は起きられるし、とりあえず家事はできてたような。洗濯物を干すとかは、手術後の上がらない腕のリハビリにもなりました。
想像してたより、家の中なら意外と動けるんだなーという感じでした。

朝は早く目覚め、夜は8時くらいにはベッドに入っていました。遅くても10時前には寝てたかな。なんか体がもたなくて。
そういう体質になったのかと思ったけれど、化学療法が終わったら早起きじゃなくなったので、あれも副作用だったのかも(笑)

投与当日~1週間くらいは食欲もないから痩せて。それ以降は徐々に体が回復してきて、食べれるようになって体重も戻る。
この、体重減ったり増えたりの波の幅が5キロくらい。

ランダムに思い出すまま書いているので、まとまりがなくてすみません。
…思い出す為に、当時付けていた日記みたいなノートを出して久しぶりに読みました。
副作用はまだまだてんこ盛りだし、並行して再建のエキスパンダー期、食事療法、もあるし、脱毛、カツラと我ながら盛りだくさん(笑)
これ、どこからどこまで書くかなー^^;
この詳細、読む方に需要があるだろうか…
自分の為にまとめるか。できればまとめたい。


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