色即是空・空即是色
(本当の花の色)とは
(私)
白熱電球の下で花を見た。
赤色だった。
(妻)
蛍光灯の下で花を見た。
紫色だった。
翌朝、食事をしながら
(私)
「鉢植えの赤い花は奇麗だね。」
(妻)
「え!紫の花でしょう?」
そこで、鉢植えを持ってきて
自然光の中で見たら
奇麗な青色だった。
この花の本当の色は
「青色」で正しいのか?
いや、
赤と見えれば赤が本当の色。
紫と見えれば紫が本当の色。
人が認識した時々の色が
本当の色。
一個の花に
沢山の本当の色がある。
色を認識しなければ色は無い。
鉢植えの存在を意識しなければ
存在そのものが無い。
あると思えば有る。
無いと思えば無い。
(普通のらーめん)
私の年寄仲間がよく言う。
「普通のラーメンを喰いたい。」
頭の中では、たぶん、
中華飯店で出している清湯スープの
あっさり系を思っているのかな?
札幌ラーメンは普通でないのか。
家系ラーメンは普通でないのか。
割り箸が立つドロドロスープは
普通でない。
ドカ盛りラーメンは普通でない。
しかし、そもそも
普通とは何なのだ!
普通でないとは何なのだ!
普通とはなんなのか?
考え始めると頭が痛くなる。
「普通とは」と考えている私は
普通では無いのであろう。
同じような例として
「正義と悪」
ラーメンの「太麺か細麺か」
など、たくさんあるかもしれない。
今晩は眠れない。
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