母の病気について
現在、抗がん剤8クール予定の1クール目です。
結論から言いますと、
『下行結腸癌に対する、左半結腸切除術』を行いました。あと、胆石と胆嚢にがんではない病変があり、attackが起こりやすい事を懸念し胆嚢切除術を同時に行いました。
予想されていた
リンパ節多発転移
脾臓浸潤
肝臓転移
腹膜播種
病理検査結果では、ありませんでした。
よって、「ステージ2」となりました。
大腸癌では、抗がん剤はステージ3からだそうです。しかし、母の場合、悪性度や血管やリンパに侵入した形跡からみて再発、転移率が高いとの判断で、
「術後補助化学療法」の選択となりました。
先生「色々な情報を目にすると思うけど、僕を信じて欲しい。」
わたしは、母がどんな治療法もしくは無治療を選択したとしても否定はしません。
もちろん、母には長生きして欲しいです。
私が人生で1番辛い時に、いつも母がとなりにいて助けてくれたから。
いつも2人で笑いあって、美味しい物食べて、オシャレして、旅行して。
でも、治療するのは私じゃない。
母の人生は、母が決めるべき。
相談にも乗るし、私の思いも勿論伝える。
だけど、最終決定は母が選ぶべき。
途中で考えが変わっても
全力で支える。
今回、母は
「どうすればいいん。何がいいんかわからん。」
と悩んでいましたが、
選択したのは、
ポートを入れて、抗がん剤をすること。
今入院して、副作用の吐き気で食事が全くとれず、
点滴をしています。
20kgも痩せた母は
とても小さく細くなって
あんなり威厳のあった母が、涙もろく
すぐに泣きそうな顔をします。
きっと病室では、毎日泣いてると思います。
母「今日は、あんたの誕生日やったねぇ。ケーキも用意できんでごめんね。」
私「ケーキなんて、退院してから一緒に食べに行こうよ!早く退院できるといいね。」
普通の会話なのに、泣きそうな声なんです。
私も、泣かないように唇を噛み締めて
明るく振る舞います。
闘病の辛さはよく知っているから。
私も病室の布団にこもり、何度泣いたか。
先が見えない不安、死の恐怖。
私は抗がん剤を経験した事がないので、
何とも励ましようはないのだけど、
母が辛くないように、家族で支えていきます。
こんな時、大家族でほんとうによかったです。
東京の兄に早く会わせたいのですが、
こんな状況では、なかなか…