久々に書評らしきものをしてみようかなーと思い
その辺にあった本を手にとってみた

落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)/堀井 憲一郎
¥777
Amazon.co.jp



偶然もらった本だったから
別に買ったわけでもないし
はじめっから期待してたわけじゃないんだけど

それにしてもヒドイ本だ

ということで、なんでこの本がひどいかってことを書く

ただ人の本をけなすだけに書評するってのはどうかとも思うが
まあamazonのreviewだとかなり評価高いみたいだから
この辺りでちょこちょこけなしてても怒られないだろう

えっと、まぁ個人的に落語のことは興味なかったんだけど
別に本読んでも落語に興味は出なかったなあ

しかもね、当たり前のこと書き過ぎな気がする
いろんなことを落語から見つけていこうとしてるんだけど
そんなことは落語からじゃなくてもわかることばっか

例えば章を見ると
第一章  数え年のほうがわかりやすい
第二章  昼と夜とで時間はちがう
第十二章 早く結婚しないといけない
第十五章 三十日には月は出ない
とか、別に落語なんて見なくたってわかる

それから、いつのまにか本末転倒して
理論に合わせるために落語から例を探してるふしもある

それに誤った記述も多い気がする

第四章  名前は個人のものではない
W大先生の講義を聞いたあとってこともあるけど、
家とか家業とかいう概念も使わずに名前を説明しよう
としてるのがなんだかイライラする
それに
「千家の当主は、家を継いだときに、名前も正式に変わるのだ。
ぼくらんときのPTAだったお父さんは、いま千玄室さんです。
正式に、というのはつまり戸籍の名前も変わる、ということだ。
(あ、本当に戸籍も変えてるのかどうか、先輩に確認してないや。
でも多分そうだとおもう)。」
そんなわけあるか。
と、こっちも確認もせずに書いてるわけだけど、
仮に千家がそうだったとしても、それで名前を変えるという
理論を導くという発想がまったく幼稚だと思う。
例えば、大相撲の力士さんたちは本名としこ名を持ってるじゃない。

第五章  ゼニとカネは別のものである
「ゼニじゃないよ。おカネだよ」という文句の説明をしている。
ゼニは銅で、カネは金と銀であるそうだ。
それで金と銀と銅を両替するという発想はなかったと書いている。
後ろの参考文献を見ると、一冊も参考文献が挙がっていない。
別に誤ってるのかわからないけど、少なくとも1ミリたりとも信用できん。

第七章  みんな走るように歩いてる
これは別に間違ってるわけじゃないんだけど、
自分が東海道を歩いてみた感じではというのが前提になってて
自慢なの?っていう感じもするし
実証性もくそもない

第十四章 左利きのサムライはいなかった
「「左利きのサムライはいただろ」。そうかな。
落ち着いて想像するとわかる。そんなものはいなかったはずだ。」
宮本武蔵が左利きって有名な話じゃないっけか?
なんて傲慢なものいい。


こういう本がせっかく知識を得ようと本を手にとった
人々をダメにしてるんだなぁと思う

まあ、コラムニストなのだ

おもしろおかしく書くのがなりわいなのだ
上のようにいろいろ批判したって
ぼくはどうせコラムニストですからって言うか
コラムニストらしくスルスルッとかわすんだろうから
まぁ別にいいっちゃ別にいい

そういう人はそういう人でそれでいいわけで
むしろ個人的に問題だなぁと思うのは
講談社現代新書がこんなのを入れちゃったかってこと

講談社現代新書ってもっとしっかりした新書だと
思ってたのに残念だなぁ
しっかりしてほしい。


とはいえ、講談社現代新書を批判したいわけではないので、
次回は講談社現代新書のイイ本を紹介します
テレビをつけたら偶然
吉行和子&冨士眞奈美 小江戸栃木で俳句
ってのをやっていた。

調べてみたら「ぴったんこカン・カン スペシャル」
の一部だったらしい。

吉行和子っていうおばあちゃんと
冨士眞奈美っていうおばあさんが
安住アナと一緒に栃木で遊ぶって企画。

失礼と無知を承知で言うけれど、
吉行和子と冨士眞奈美って人
はじめて聞いたし、はじめて知った


ただ!

これがありえなくほんわかでおもろいw


てか、考えてもみてよ
おばあちゃん2人が旅する番組なんて
見る気する?

いやまぁ、観光名所とかがあったらまだいいけど
訪れる食事処とかなんかさびれた住宅街の中にあったり、
とにかく、絶対見る気しないハズの企画なわけ。

なのにさ、この吉行さんと冨士さんっていう
おばあちゃんたちがさ、なんかイイ人なわけよ
イイっていうのは、なんか適度にウザかったりするわけw

吉行おばあちゃんは
せっかくのそば作りにまったく参加せず、
ほおづえついて文句言ってるし

なんか清純キャラっぽいのに
略奪が好きなの
とか…そんなこと言っていいのか、おばあちゃん…

あと、全然関係ないけど、
冨士さんの方はハウルの荒れ地の魔女に似てる
帽子ななめにかぶってるあたりとか…
あまりに似てる……もしやモデル?
って、すごい失礼な発言だね
すみませんm(_ _)m

まぁそれはそもかく、
このおばあちゃんたちがとにかく何もできないで
安住さんに完全介護されてるわけですよ

笑いどころも、感心するところもないんだけど、
なんだこのほんわか感はw

なんかよくわかんないけど
なんかやみつきになりそうな面白さだったりして


次におんなじ企画あったら、
誰か教えてくださいね
今さらだが、テキサス・バーガーを食べた

遅ればせながらBig Americaを制覇チョキ

前にニューヨークが暫定一位だと書いたけれど

復活するだけあってテキサスは美味しかった

ニューヨークは比較的バランスのとれた感じだったけど
クオーター・パウンダーを使ってガッツリっていう
Big Americaシリーズのイメージに合うのは
やっぱりテキサスなのかなぁと思った

なんかね、Bushは大統領になれたけど、
Rudy Giulianiは結局なれなかったのよ
って、ジュリアーニ市長ってもう忘れられてるかなぁ



そういえば、友人のHくんがあるサークルのイベントで
女装してダンスを踊ったらしい

女装する機会があれば一緒に女装しよう
って約束してたのに、あやつめ、だしぬきおって

と、半分イカりつつ、半分安堵したw
帰省先からの帰りに新大阪に寄った。


重要な用事があったからだけど、用事とは別のお目当てがあって。それは551。


子どものころからの刷り込みで、関西に寄ったらこれと赤福をどうしても買いたくなってしまう。赤福はキオスクでパパッと買えばいいせいかありがたみがあまりないけど、551はどうしても並ばないと買えない。でもたぶん、並ぶという行為は「551」を形作る大きな要素だという気がする。あの匂いをかぐと「551ktkrwwwww」と夢が広がる。あの匂いにほだされて30個も買ってしまったのがその証拠。



ボリューム満点の肉まんの中身は、豚肉と玉ねぎのシンプルな味で、飽きがこない。この2日で9個食べたけど全然中毒じゃないな…。しかし最大のポイントはこの皮。ボリュームもすごいけど、このほどよい弾力とかすかな甘みが、最高に肉まんを引き立てる。
昨日まで伊豆にゼミ合宿に行っていた

その二日目、だから16日のこと。

近くの伊豆バイオ・パークなる遊園地に行った。

遊園地っていうか、動物園っていうか、そんなとこ。


で、


キリンとキスをしたにひひ



田舎の動物園だから、人はそこそこいたけど、
そんな人の目も気にならない感じだし、
動物とやたらふれあえる感じのとこなの

だから、キリンの前に立ったオレたちは考えた
どこまで挑戦してみるべきかと
幸い100円でキリンのえさが買える

そりゃ、やるっきゃないでしょー

耳につっこんだえさをあげたり、
口にくわえたえさをあげたり

さすがバカ大学生たち


だけど、そんなんじゃ生ぬるい

それなんじゃ触れ合えてるとはいえない!



ニンジンをくわえてヤツにちかずく


やってくるヤツ


そういえばリップを塗ってくるの忘れた


でも今さら引き下がれない


ヤツの舌なめずりが聞こえるようだ


ヤツの舌は黒く、そして長い


えさを巻きとるようにして取っていくのだ


だからその長い舌の現れてもビビらず、
えさをくわえつづけることが肝要だ


やつの顔はやたら近い


くるならこい
もってけドロボー、オレの青春


ベロリと伸びてくるヤツの舌


思わず眼をつぶる


下唇のあたりにヌルリという感触


気付いたときにはニンジンは折れていて
その大半はヤツに持っていかれていた


周りのバカ大学生はドッと笑い
これで全ては終わったかに思われた


しかし、見よ
ここにはまだニンジンがあるのだよ!!


考えようによっては、短いニンジンは
よりヤツとの距離を縮めるチャンスになる


よっしゃ、来い
さっきよりニンジンを浅くくわえて
ヤツに見せびらかす


こんな見え見えの手にのりおって
バカめ


ヤツはさっきより躊躇せず近づいてくる
二度目だと思って、手抜きやがって
今度はディープだと言うのに


そんなこと思ってるうちにヤツの舌は目の前に
短いニンジンを巻きとろうと
ヤツの黒い舌がオレの口の周りを舐めまわす


けっこうな力で持ってかれそうになるが
いやいや、こんな程度で負けてなるものか


しっかり唇に力を込めて
ニンジンを守る


守るオレ
攻めるヤツ


ヤツがより積極的になって
その鼻がオレの鼻にぶちあたり
その固い毛に一瞬ひるんだとき
ニンジンはついにヤツの手に渡った


正確にはディープキスとは言わないのかもしれない
しかしオレの唇には達成感と心地よい疲労感が残り
オレとヤツとの間には何か通じ合うものが生れた



キリンとキスをしたい人には
伊豆バイオ・パークをオススメする


P.S.
こんなことを書くためにオレは合宿に行ったのか汗
またこの季節がやってきた。



そう、アニメの1クールの終わり。
だいたい10話目にさしかかったあたりから、今期アニメの終わり方(1クール=12、3話で終わるのか、もう1クールつづくのか、1クールで終わるならどう終わるのか、など)と、次期アニメのラインアップが気になり始める。一抹の寂しさと、新しく始まるアニメへの期待とが入り混じる。


去年の暮れには正直見るモノが全然なかった。今クールも、年末にチェックしたときにはギャグマンガ日和・天体戦士サンレッドを除いて見ようと思えるモノが全然なかった。…でもそれは単なる食わず嫌い(見ず嫌い?)だったらしい。





今期最も称賛すべきなのは、「はなまる幼稚園」。内容は、はなまる幼稚園に勤め始めたばかりのゲーム中毒のダメ先生(♂)が美人で巨乳の先生に恋い焦がれつつも、主人公の女の子3人を含む元気いっぱいの幼稚園児たちにふりまわされて……、ってかんじのドタバタラブコメ。原作はマンガ。


内容については、「ダメ主人公がもてる」というラブコメ・ギャルゲ的王道設定あり、様々なキャラの個性あり、で世界観の完成度は高い。「つっちー大好き♪」と素直に言う幼稚園児のヒロインを見るたびに、ツンデレに染まった心が洗われるように思う。
同様の設定がなされているマンガ「こどものじかん」では、小学校3年生のヒロイン相手に先生がもてていたが、こういう設定ができるのは小学校低学年以下までなのだと思う。はなまる幼稚園もこじかも青年誌に掲載されているということを考えると、やっぱり「少年誌」っていう枠組みとは何かを意識させられる。この二作品は他の面でも比較検討するとかなり面白い。たとえばヒロインの家族関係。ほかにも、真藤圭は両方で声優やってる、とか。

アニメとして評価すると、ガイナックスおなじみの自社アニメネタをちりばめつつ、さらにはアニメ独自の設定も入れつつも、かなり忠実に原作の世界観を出している。(アニメが面白くてネカフェで単行本も全部読んだ。キャラデザ、ストーリーの順番など、原作厨も納得できる出来だと思う。)

特筆すべきはエンディングが毎回変わること。曲もアニメ映像も毎回変わる。だいたいどのアニメもEDは見慣れたら飛ばしてしまうけど、はなまる幼稚園のEDは毎回楽しみで仕方ない。ガイナにはぜひ仕事過多のシャフトさんに協力してあげてほしいくらいw








仕事多すぎのシャフトの今クールは、ひだまりスケッチ3期。1期・2期は、深夜に他のアニメの放送を待ってる間にチラチラ見ていたが、ちゃんと見たことはなかった。内容は1・2期のつづき。

シャフトにはよくあることだが、OP・EDは完成が4話くらいまでもつれんだw 完成度はなかなか。特にOPの回り込みなんかはよく描いてるな~と思う。サクラ大戦3OPの回り込みと比べると当然ながら差は歴然だが。

作画は安定しない時がある。いつもながら手も抜いてるし…。化物語OVAとネギまOVAも作りつつひだまり3期とか、シャフトは明らかに仕事しすぎ(そして全部チェックしている俺は見過ぎ)。仕事が遅れ気味なのも理解はできる。

最近になってようやっと漫画にも手を伸ばしたけど、正直アニメよりマンガの方が面白かった。原作は4コマ漫画で、リズムよく、小気味良く笑えるという印象。アニメはそれと比べて明らかにテンポが遅い。4コマアニメ化に伴う弊害ではあるけど、やっぱりあの4コマの小気味よさは無くなってしまう。





意外にハマったのが「ちゅーぶら!!」。純粋に下着が好きな中学生の女の子が主人公。周りに好奇の目で見られながらも、仲間を見つけて下着同好会を作って理解を得ていく物語。第1話を見たときは「なんというバカアニメwクェイサーといいちゅーぶらといい、茅原仕事選べwww」とか言って笑っていたが、何回か続けてみているうちに面白くなってきた。今クールで終わりっぽいのが残念。学園モノ好きの俺に隙はなかった。





その他については…、のだめカンタービレフィナーレ。原作に忠実でテンポもなかなか良い。OPの曲と、さわやかなEDが好き。ギャグ系では、週末には天体戦士サンレッド、週はじめにはギャグマンガ日和を見て心を豊かにする(?)。安定して面白い。サンレッドでヴァンプ将軍役の髭男爵は本当に声優うまくなったと思う。





えーー

オレのカリフォルニアのイメージがどんどんくずれていくーー



カリフォルニアってこんなコショウな感じだったっけ?

故障な感じだったっけ?

湖沼な感じだったっけ?

小姓な感じだったっけ!?


いやいやいや、そんなことないよね

もっとさ

青い海が広がって

そこに白いキャンパスとか

赤い橋とか

そういう

そういう感じだよね!?

もっと自由で美しくてヒッピーな感じだよね!?


オレは認めないぞ

オレは認めんぞ

カリフォルニアは

最悪でもシュワちゃんのイメージだ

ん、

まあ一瞬

シュワちゃんのイメージのバーガー想像して
気持わるくなったけど、

それは置いとくとして


とにかく、オレのイメージとは違った

なんか、ちょっと悲しかった


ちなみにここまで一番おいしかったのは
やっぱニューヨーク・バーガー

とはいっても
実はテキサス・バーガーは食べ損ねた

けど、もう一度復活するらしいから
それで四つとも制覇しよう



四つといえば…マックのホームページに
「四商品を制覇した方々の〝肉声”ブログをチェック!」
っていうページがある。

すげー

って思って見てみたら
ブロガー集めて一気に四商品食わせたらしい

うん

あのさ

それ「制覇」って言わないから



別にマックを批判するつもりはない
なぜならオレも今日マックを食べたから

だけど

カリフォルニア産ワイン使ったくらいで
カリフォルニア・バーガーとは呼ばないでくれ




いつも思うが
そんなこと考えながら食べるポテトが一番うまい
Gordon Goodwin's Big Phat Bandを聴きにいってきた。
昨日11日の1st set。

すごかったなー
学生半額だったのに、
ピアノとドラムの目の前っていうポジション

大迫力だった

てかね、
ドラマーうますぎ

コンボジャズとはまた違う巧さだけど、
かなり複雑なキメを完璧に決めてる感じ、
やべぇ

Bernie Dreselっていう
ソフトモヒカンにしようと思ったけど
失敗したみたいな髪型の人

うーん、これはやばす

あと、なんか見たことある人いるなー
いやいや、でもそんなわけないと思ってたら
Eric Marienthalがいるーー!!

マリエンサールこんなとこでなにやってんだー
確かにビッグ・バンドにもよくいるけれど。
で、後で確認してみたら通常メンバーなんだね、
ビックリ

ビッグ・バンドのこと全然詳しくないんだけど、
このバンド、グラミーにも何度もノミネートしてるらしく
すごいバンドらしい

確かにSal Lozanoとか見たことある人いるし、
ペットとかはかなりの凄腕たちと思われ
となりで聞いてたペットの友だちはかなり興奮してた
(てかコイツがこのバンドにはまってて、付き添わされた)

しかも
やっぱビッグ・バンドって面白そうだな―
って思うのは、彼らの演奏がショー仕立てなこと。

ペットをフィーチャーした曲で、
突如前列のサックス陣が立ちあがって
ヘタなフルートを吹きだす

ペットは親指を下に向けてブーブー
さらにはiPhone使って
"FLUTE SUCKS!!"
Gordon Goodwinに止められる始末w

マリエンサールをフューチャーした曲もあって
なかなかファンキーな夜だった
アンコールでパーカッションがはじけすぎて
ロストするのも御愛嬌w

早いパッセージの運指とかほぼ完ぺきだし、
複雑なキメも難なくこなしてるし、
あぁこんなん聴いちゃったら
今後ふつーのビッグ・バンドは聴けないな、
と思いながら帰ったのでした。

ちゃんちゃん

※Gordon Goodwin's Big Phat Bandはまだまだ公演あるみたいなので、
興味ある人はぜひぜひ行ってみてくださいな。
このバンドに限って学生は半額とか、いろいろ特典もあるみたい。
登紀子1968を語る (情況新書)/加藤 登紀子
¥840
Amazon.co.jp



情況出版という、一時期新左翼を強く支えたメディアの、新書第一号。

まあ、今では小さな出版社になっちゃったんだろう、
誤植も大いし、体裁も悪いし、その点よみにくい

とはいっても、ほとんど全てがインタビュー形式だし、
あたまをからっぽにして、さららと読むにはいいかも

さららと読むにはいいかも、ってのは内容についてもそう
時代認識としてかなり不正確な部分は多い
事実関係も、そうかなぁと思うところもある

けど
加藤登紀子ってどんな人なんだろう
えぇっ
こんな懐古主義で、頭かたいんだ
って、そう思うくらいで読むにはピッタリかもしれない

一応目次を書いとくと

 第一幕 駆けぬけた六八年
 第二幕 喪失からの出発
 第三幕 今の時代につなぐもの


この三章でインタビューとか対談してるのは
ブーヴィエ・マリーなぎさっていう
慶応文学部在学の日仏のハーフと
近藤伸郎っていう東大文一の学生で、
まぁ
言ってることはつまんないけど、
でも
この近藤くんってのは知ってるけど、
オレの一個下かな?
立花ゼミの子で学生運動とか勉強してるみたいだけど
いろいろがんばってるんだなぁって
がんばりは評価してあげたい気がする

でもって

 第四幕「ひとり寝の子守歌」から「1968」へ

これは上野千鶴子との対談でおもしろかった!
なんか途中けんかごしになってるんだけどさ

加藤登紀子は1968年に卒業して海外行ってたし、
上野千鶴子はたぶん1969年に本郷に来て、
東大のバリケードに出入りする程度だったらしくて
二人ともよくわかんないくせに議論してるから
なんか抽象論というか

どっちかに「あのときあそこにいた」
っていう権威があればよかったんだろうけど

とにかくイメージ論になってて
ああ
この二人らしいなあというか

「あのときあそこにいた」
っていう
証人であることの価値って大きいんだなあ

漫然と思った

でもなんか、あの安講を乗っとったていう
勢いは感じられないんだよなあ

そういう時代の勢いみたいの感じるには
島泰三『安田講堂1968-1969』(中公新書)
がオススメ
東大法学部の国際政治史講座担当者だった高橋進先生が亡くなった。

今朝の朝刊の東京版には間に合っていたようだが、
自分はさっき聞くまでまったく知らなかった。

今月2日、自宅で倒れているのを発見されたらしい。
死因は心不全だという。享年61歳。

もともとアル中の気があることは随分前からうわさになっていた。
昔、まだ若いころには、本当に目覚ましい活躍で、若手政治研究者のエースだったと聞くが、
ぼくらが法学部に入ったころには、すでにそんな面影はなかった。

よろよろっと授業に来て、普通の教授の三倍か四倍くらい時間をかけてしゃべり、
いや、授業があればまだいい方で、休講もかなり多かった。
あの授業は実質的には半分しか授業がないともっぱらの噂だった。
それでも、そんな先生は無個性な教授たちの中で、注目され、慕われていたように思える。

正直、自分は先学期(夏)の国際政治史はサボり気味で、
気が向いて顔を出すと、先生が現れず、休講だった。
しかも、その時は事前予告なし、その後も消息不明という噂すらあった。
教務課も把握できていないという話だった。
(その後、もちろん帰ってきた)

でも、そんな中、ぼくの友人が高橋先生は天才だと言っていたことがあった。
その時は、いつもの五倍くらいのスピード(つまり普通のスピード)で話し、
しかもその内容が見事に説得的で、理路整然としていたというのだ。
優秀なヤツが言っていたんだ、間違いない。

おれはその授業を聞けなかったことを本当に悔やんだけれども、
先生が亡くなったことで、高橋先生が天才に戻った授業を見る機会は、永遠に失われてしまった。

そんな、話したこともないのに、こんなにも寂寥感を感じるのは、やはり先生の人徳だろうか。
飲食禁止の26番教室で授業後、飲み物を持って、みんなと話していたら、高橋先生が近づいてきた。
「ここって・・・・・飲み物いいの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ・・・・・・・わたしの授業ではいいですよ・・・・・・・・・・・・・・・ふふっ・・・・・・・・」

御冥福をお祈りする。