結婚相談所 京都 マリアュージュ・コンソルジェ オフィスen
先日、とてもうれしいことがありました。
17年ぐらい前に当所の会員さんだった女性が、事務所に来てくださったのです。
当所に入会されたのは確か38歳ぐらいだったと記憶しています。
苦難なことも多かった婚活を経て、41歳ごろにようやく運命のお相手と成婚退会なさいました。
正直に書きますと、結婚が決まったのは実は当所と並行して活動されていた別の相談所において。
しかし、彼女はその後も当所にたまにメールをくださったりしていました。
とにかく義理堅く、女性らしい感性を持った人でした。
彼女と会ったのは、結婚が決まって挨拶に来てくださったとき以来。
その後、どんなことがあり現在に至っているのかを話してくれました。
現在、彼女は55歳。10歳のお子さんと夫さんとの3人暮らしです。
上品で聡明な優しいお母さんになっておられました。とても幸せであることが伺われます。
でも、お話しの内容は壮絶でした。
彼女は苦しい妊活を乗り越え、ようやく子どもを持つことができたそうです。
婚活時、さらにはお相手が決まったとき、妊娠、出産は強く希望していなかったとか。
覚えていなかったのですが、挨拶に来てくれたときm-officeenは、
「赤ちゃんに恵まれるチャンスがあるとするのなら、1日でも早く妊活に取り組んだ方がいいですよ」と、彼女に言ったそうです。
彼女はそれからすぐに病院に行きました。
妊活の行程はおそらく他の方もそうなのでしょうが、とても厳しく忍耐や努力を強いられるもので、仕事を続けていてはとてもじゃないけど無理だったそうです。
何度も挫けそうになりながら諦めず3年間頑張って、ようやく待望の赤ちゃんを出産しました。
45歳ですから、かなり心配な状況もあったと聞きました。
まさしく命がけだったのだと思います。
優しい夫さんや実家のご両親などのサポートがあったとはいえ、本当に大変だったことでしょう。
そして現在、今も彼女の奮闘は続きます。
一人っ子の彼女は、高齢のご両親と近くに住んでいらっしゃいます(夫さんの理解や協力のもと)。
子育て(注意深く見守ってあげることが必要な)と同時に親御さんの介護(まだ、本格的ではないけど)に時間や労力費やす日々で、なかなか自分1人になれないとのことでした。
彼女はこんな風にも言ってました。
「遅い年齢での結婚、妊娠出産子育て、親の介護の時期が被って来るとは覚悟してたけど本当でした。
家庭を持ちたいと考えているなら、女性は少しでも早く動いた方が良いと思います。
仕事や遊びを目いっぱい行った後に家庭作りに励むか、逆に若いうちに家庭を作り、早く子どもを仕上げてから仕事や自分がしたかったことをするか、それぞれの価値観だしどちらが良いとも言えないけど・・。」
さらにこうも。
「妊活や高齢出産、現在の大変さや忙しさより、もっともっと辛かったのが婚活でした。出口の見えない婚活は、本当に苦しかったです」
彼女の言葉には重みがあります。
独身女性はこういう経験談をどう聞くのかしら?
「結婚をしても苦労はある。いや、結婚した(ら)苦労が待っている。頑張らなきゃならいことは山ほどある。
え~、でも、それより辛いのが婚活ですって!!
そこまでして、私は結婚したくないわ」
こんな風に考える女性もいるか想像します。
彼女の場合はその真反対だったということです。(というか、彼女の年代はまだまだ、「結婚はできるならすべき!」という考え方がデフォルトだったのかも)
「絶対、結婚したい!」という強い気持ちを起動のきっかけとし、
「苦労の末、結婚できたのだから、目いっぱい努力をして幸せな家庭を築きたい。
子どもを幸せにしたい。夫を幸せにしたい。ここまで私を応援してきてくれた親にも幸せでいてほしい。」
こんな思いが彼女を支えているのではないでしょうか?
「お母さんであり妻であり娘さんでもあるあなたは、なくてはならない存在やね。いないと諸々回らない。
みなさんの太陽的な存在やね。」
こんなエールを彼女に贈りました。
また、
必要とされるのが家庭、家族というフィールドだけでもいいじゃない。十分過ぎる!!
若い頃、社会や職場でも必要とされるべく頑張った経験があるからこそ、女性としての充実をそっち(家庭)で満たす気持ちになれるんだろうなぁとも思いました。
最後にですが、「『私はただ、普通の男性と結婚したいと思っているだけ』の『普通』は、やはり『理想』であったことに結婚して何年か経って気づきました。普通なんてないのです。自分だけの物差しだったのです」と、彼女は言ってました。
わかりみが深すぎます!!
※承諾を得て、ブログに書かせていただきました。
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