その女性は真面目な出会いを目的とした結婚相談系サイトに
登録をしました。
さまざまなプロフィールを見る中で、”自分と合いそうだなぁ
”と
思う人にメールでさっそくコンタクトを取ってみました。
何回かメールをやり取りするうち、当然、「会いましょうか
」という話に。
メールをやり取りする段階では、彼に対して好感を抱くとか、淡い恋心を抱くなど
ということはまったく無かったそうです(^▽^;)。
※ちなみに彼の文章は稚拙だったそうです。
彼女自身大人でしたし、文章のやり取りのみで人をスキになるという、
純情無垢なタイプでもなっかとのこと、「お会いする前にまずは写真を
交換しましょう」という提案をしたそうです。
分別ある？彼女は思っていました。
「たとえ、自分のタイプの顔じゃなくてもちゃんとお会いしよう。
それが礼儀だわ。
ルックスのみで左右される性格の女だと思われたくないし」と。
さて、メールに添付された彼の顔写真が来ました・。
あららららら・・
。
悪い予感
が当たりました。
その彼はお世辞にも好感が持てるとは言い難いルックスだったのです。
でも、彼女は気を取り直し、初デートのその日、ちゃんとおしゃれをして
彼と向き合いました。
会話は楽しく、彼のエスコートぶりはなかなかのものだったらしいです。
ルックスこそ好みでないけど、服装のセンスも悪くないしそれなりに清潔感もある
と感じたそうです。
次のデートの約束をし、それから何度もデートを重ね、いつしか
「好き？と聞かれると”ええっ、もちろん
”とは答えにくいけど、楽しくお付き合いさせてもらってる」
と思えるようにまでなったのです。
まもなく深い関係
になった2人、彼の方から結婚の話が持ち出されるようになりました。
彼は彼女のことをそれはそれは大切にしてくれたそうです。
さて、それから・・。
何が原因かは定かでないのですが、彼女の心に靄が掛かるよう
になって来ました。
”彼との結婚は私が望むものとは違う。パートナーとして何か違和感を覚える”
彼女はそんなことを思う自分を戒めました。
でも、嘘偽ることのない本音は、
「やっぱり、顔が嫌い・・・・・。どうしても馴染めない。」
いえ、恐らく、性格的に合わないと感じた段階から、彼女はそれを覆う外面に
目が行くようになってしまったのだと思います。
”嫌いな相手と食事を一緒にするのもイヤ”という生理的感覚、これが研ぎ澄まされて
来たのかもしれません
つまりは付き合い最初のころは本能より、理性が勝っていたということでしょう。
その後、彼女は彼と別れ、今度は超好み
の容姿の男性と付き合うことになりました。
長身で俳優のような顔立ち、どこにいても目立つ容姿をした既婚男。
誠実でもなく、嘘つきで女性に対して暴言を放つことをなんとも思っていないような
最悪な男
でした。
でも、彼女はのめり込んだのです。
最後は目も当てられないような修羅場を向かえ、その不倫劇は幕を閉じました。
「私って本当に愚かだと思う
。
笑ってくれて結構だけど、どうしてあんな顔だけの男に魅かれたかと
いうとね。非現実的な世界に逃避できたからだと思う。
ほら、セックスするときね、薄目を開けるとキレイで整った彼の顔が
私を見下ろしているわけよ。
なんていうのかしら？
”滅多に口にできない、すごく美味しいものを今だけ堪能している”」
そういう感じになって幸せだったのよ。
正直、少しでも長くこの美味しさを味わいたいと思ってた」
と彼女。
そうね、遊びたかっただけだったんやね(・_・;)。
きっと、あなたは結婚しない方がいいと思うよ。
いいやん。自分でもよく解かっているでしょう？