ドメインコントローラ移行手順(Win2008→2016) 5.おかしいな?と思ったら | 人生中盤から色々学ぶ(ブ)ログ

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あん時やっときゃ良かった、をそろそろ終わりにしたい!

去年の夏にDC移行を実施しました。

一連の作業については当時ブログに書きました。

 

その時にもチラっと書いたのですが、前回実施したのはサブドメインのDC移行。

今回はフォレストルートドメインのDCが対象でした。

 

 

結論から言うと、去年と同じ手順で何も問題ありませんでした。

 

 

もちろん、FSMOの移行では対象となる操作マスターの数が違ったり、

上位ドメインなので登録されているオブジェクトの数がずっと多かったり、と

そういう違いはありましたが。

 

 

実施してみて手順を更新しようかな?

と思って居たのですがもう完成版として良さそうでした…

 

 

 

なので、今回実施してみてポイントかな?と思った点をいくつか御紹介したいと思います。

先行の手順を読んでる前提の内容になりますので、パッとみてわからなければそちらをどうぞ。

 

 

■dcpromoコマンド実行からずーっとプログレスバーが出たまま。。。

移行元の2008サーバで実行した時の結果なのですが、PDCもBDCも、

コマンド実行から次のウインドウ表示までに10分くらい掛かりました。

状況によっては「ハングした?」と感じる程の時間ですが、気長にお待ち下さい。

 

 

■リブートする前にremove:古い名前のコマンドを実行しちゃった><

コンピュータ名変更の際、add→makeprimary→再起動→removeのステップを踏みます。

ここで再起動をやらずにremoveしちゃうと、今のホスト名を消そうという試みになり失敗します。

ここでenumすると同じホスト名が2つ並んでる状態になります。

 

理屈で説明は出来ないのですが、今日やった実績からは、余計な事をせずそのまま再起動。

それだけで後続処理を上手く実施出来ました。

 

 

■IPアドレス挿げ替え後に、ホスト名が古いIPアドレスに解決される;ー;

まずはDNSの設定がおかしくないか、を確認。

DNS側が正しいのに!っていう場合は下記コマンドでDNSキャッシュをクリア。

ipconfig /flushdns

 

 

 

■NTPの設定をしたけどピアがローカルになる!!

設定してから反映までに、ちょっと時間が掛かるみたいです。

5分くらいでw32 /query /statusのピアが指定した値に変わりました。

 

あと、ピア指定の際に第2引数で 0x9 という値を指定していますが、

2012と2016でデフォルト値が変わっているようです。

下記サイトを参考に、0x8にして設定しました。

 

 

 

 

以上です。

いやーこの一連のDCサーバ移行は色々とADを調べるきっかけとなり、大変学びが多い時間でした。

 

学んで、悩んで、調べて、試して。

上手く狙った事が出来た時、この喜びがSE稼業での生き甲斐ですねぇ。