ActiveDirectory ドメインコントローラのシステムリストア_失敗談のその後 | 人生中盤から色々学ぶ(ブ)ログ

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IT、経済、英語、その他今必要だなと思う事を学びつつ、自分用の記録ついでにブログ化。
あん時やっときゃ良かった、をそろそろ終わりにしたい!

※「やってみたらこうなった」のレベルで合ってるか自信がないので、真似る場合は自己責任で!

 

<今回の作業ではこちらのブログを参考にさせて頂きました。非常に勉強になりました>

 

 

 

■結論(と思ってる事)

・PDCのリストアする時はAuthorativeモードで

・この時、他のDCのファイルレプリケーションサービスは停止が必要

・AD復元モードで処理をする場合、最初にブートオプションを元に戻す事

 

 

前回、DCリストアの失敗について書きました。

 

失敗談の時点では、以下の流れで環境が推移しました。

 1.移行前:移行元PDC、移行元BDC、移行先PDC

 2.移行後:移行元PDC(シャットダウン)、移行元BDC、移行先PDC'(FSMO)

 3.リストア:移行元PDC(シャットダウン)、移行元BDC、移行先PDC

この後さらに移行元PDCを起動、リストアしたんですが、ドメインにアクセスできない状況は変わらず。

PDCをリストアすればシレっと元のAD環境に戻るだろうと目論んでいましたが…


 

3の時点で、PDC(≒FSMO)が居なくなった、その事を覚えてるDCが居る、それが問題なのでは?

と考えて、移行元BDC、移行先PDCをシャットダウンし、移行元PDCをリストア。

 

お、戻った?じゃあ他のでDC起動しよう。

・・・あーダメか。

 

他のDCの情報のが新しいですもんね。リストアしても他所から情報連携されちゃう。

 

 

よくよく調べたら、Authorativeモードでリストアすればよい、みたいな記述を発見。

これか!と思ったけど同じ状態に。

 

 

この時、移行元PDCをシステム復元ではなく、OS起動状態からAD復元モードでリストアしたのもまずかったとは思います。

WinPE状態だとNICドライバ未認識。インストールEXEの形式で提供されており、PE環境で実行不可。

この条件が影響して、別PCにとっていたバックアップファイルにアクセス出来なかったので。

 

 

 

数度トライするうちに、重要なメッセージをちゃんと読んでなかった事に気づきました。

Authorativeでリストアするなら、他DCのレプリケーションサービスを止めとけ、と。

 

なるほど、そのせいでリストア情報を他所から上書きされてしまうのかな?と。

 

 

で、他のDCを全部起動してから、ファイルレプリケーション関係のサービスと思ったものを3つくらい停止させてから、移行元PDCをリストア。

 

 

・・・なんか前回までよりいい感じだけど、微妙におかしいな。まだ見落としがあるか?

とAD系の確認コマンドを叩いても上手く動かない。

 

む、もしかしてAD復元モードってADの機能が十全に働かない状態?

そりゃそうか、ADの情報復元するのにその機能動いたままリストアっておかしいか。

 

で、よくよく調べたら、前述のおすぎやん様のサイトでも、AD復元モードに入ったら最初にブートオプションを元に戻してらっしゃいました。

 

で、再び。

 

AD復元モードでログイン

ブートオプションを元に戻す

システム状態のリストア(Authorative)

回復処理開始前に、他DCのファイルレプリケーションサービスを止める

リストア→再起動

 

 

この流れで、ようやく想定した状態に戻りました。

一週間かかったけど、まだ確認作業が終わってません。間に合うかな…