ケーキ職人と士業の垣根 | ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

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ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。


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こんにちは。


せっかく事務所で仕事中ですが、

どうも体調不良で捗りません。


なんとかブログは書けそうなので

書きます(笑)


昨日届いた

日本行政書士連合会の冊子に

よりますと、

なにやら

司法書士業界では、

名前を「法務士」にしようという

動きがあるとか。


これでは、行政書士は完全に

消滅してしまうかもですね。


それはそれとして

各士業の垣根の問題は

非常に難しく

完全に違法なのか、

まあ、グレーなのか

誰がやっても良い領域なのか、

行政書士の独占なのかとか

常に悩みます。

業務内容(どういう文言の契約書をつくるかとか)

よりも時には悩みます。


行政書士としてやっていいのとか、

やっていいとしてどういう理屈で、

どこまでやっていいのかとか。


で、各士業の世界では、

抽象的に「法律関係の書類」を

全部OKにすべきだとか、

登記も行政書士が全部できるようにとか

それは、紛争だからダメだとか

いう議論ばかりしています。


どっちにしても

お客さんにも我々にも

わかりにくい状態が続いています。



今の士業は、

行政書士が書類作成全般。

その中で税金の申告に関する書類作成は

税理士。

登記や裁判所提出書類は司法書士。

厚労省の管轄なら社労士。

みたいな感じです。


そこで、今の士業の世界をケーキ職人にたとえて

みました。

(たぶん体調不良の原因が空腹にあるのです)

今食べたいのは焼き鳥ですが(笑)

例えば、一つのシフォンケーキを

作るにも

材料を集めるケーキ職人、

生地を作る職人、

オーブンで焼くことだけができる職人、

完成したケーキを切ることだけ許されてる職人が

バラバラな状態が士業です。



それはそれで、

各自が超スペシャリストで良いことも

あるかと思いますが、

焼き方や切り方を知らない生地職人は

完成した姿をわかってないので

良い生地を作れないかもしれませんし、

焼いた職人は、切ることもやってしまたい

ところです。


で、ケーキ業界では

「ロールケーキ」ならこの人、この店。

「チーズケーキ」ならこの人、この店。

という風にケーキの種類ごとに

専門が分かれているのが普通だと思います。



それを士業でいえば、

行政書士とか、司法書士とかじゃなくて

「相続法務士」

「建設業法務士」

「会社設立法務士」

「不動産売買契約法務士」みたいに

具体的な業務ごとに分けるのも

一つの手だなあと思います。


相続ならこの人に任せれば、

協議書だろうが、銀行の解約手続きだろうが、

裁判所への申し立てだろうが、相続税の申告だろうが

何でもやってくれるというような。


不動産売買なら、仲介も、契約書作成も、

登記も、不動産取得税の申告もできるみたいな。


お客さんにはこの方がメリットがありそうです。


僕らもこの方が専門性を深められます。

相続をやる限り、そこに関しては

他士業との垣根を気にしなくて済むように

なります。


そもそもいくら行政書士会が業務の拡大を

はかっても、

建設業も産廃も入管も、相続も、会社設立も、

著作権もなんでもマスターして

対応するのは不可能です。

しかも、マスターしても、全部一括でできるのではなく

他士業に手伝ってもらわなければいけない部分がある

というのでは、なんだかムラが多い気がします。


僕にしてみれば、

「あなたは遺言・相続はなんでもやっていい」

その代わり

「建設業は全くやってはいけない」という

状況の方が、

登記はどうの、裁判所がどうの、紛争だからダメ?みたいな

状況より、やりやすいです。

遺言・相続を思う存分できれば、

建設業を1ミリもできなくても痛くも痒くも

ないのです。


まあ、このような分け方をしても

垣根はでてきそうですし、試験制度や

研修のあり方も難しいでしょうし、

専門性を深めると言っても

訴訟などまでやる力が僕らに

あるか不明ですし。

現実性があるかはわかりません。


が、一案としてはありだなあと思います。



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