こんにちは。
僕は無事ですが、昨日の地震の時は、
事務所のある中野サンプラザの9階ロビー
にいました。
せいぜい物が散乱するぐらいで
済んだので個人的には良かったのですが
正直今までなめてたなあと思います。
今日、夕方から停電するかもというニュースも
出てるので、懐中電灯や、手動で発電できるラジオを
買って、9階に閉じ込められてもいいぐらいの
覚悟で仕事していますが、今まで準備してなかったことに
反省です。
結構前から、防災グッズのこととか意識してたのに
お金がないとかなんとかで後回しになっていました。
命とかの大事なことにお金もくそもないなあということを
昨日の揺れで強く感じました。
今日僕が行った量販店は、懐中電灯、ランプ、ラジオとか日頃
混んでなさそうなとこが混んでました。
しかも、そんなことにお金を費やしそうにない
若い人が多かったです。
やっぱり身の危険を感じざるを得ない地震だったのでしょう。
ほんとに人はいつ死ぬかわからないということを
教えてくれている地震だと思います。
おそらく1万人とか亡くなってしまっていると
思います。お悔やみ申し上げるのは簡単ですが、
それはそれとして、僕が専門家として役に立てるのは
やっぱり「遺言」についてだと思います。
地震の専門家でもないですし、レスキュー隊でも、医者でも
消防士でも、カメラマンでも、タクシー運転手でもない僕が行政書士として
できるのは、「遺言」の重要性を伝えることです。
今まで、縁起が悪いとか、まだ若いからとか、不謹慎だとか、
介護系の冊子でさえ、「遺言」の文字を使った広告を否定されたりして
かなり遠慮してきましたが、もはや遠慮する必要はないと昨日
確信しました。
もうちょっと、状況が落ち着いてから宣伝すればいいのでは、
今は不謹慎だとか批判も出てきそうですが、
現に、24時間前には、死ぬなんて全く想像してなかった人たちが
何千人と亡くなっています。
縁起が悪かろうが何だろうが、こうやって突然人は死を迎えて
しまうことがあるのは事実です。
命に直接は関係ないので、
防災グッズのように
準備したら助かるというものではないです。
でもいざというときに
後悔しないために遺言は大切だと
思います。
突然の死に対して、
周りの人の動揺はあまりにも
大きいでしょう。
途方にくれている中で、
残された家族は相続手続きをすることですら
しんどいでしょうし、ましてや揉めて相続争いに
なってしまって家族の関係が引き裂かれて
しまったら、悲しみや苦しみが増してしまいます。
そんな時、家族のことを考えて残した
遺言があれば、手続きはスムーズにいき
家族の負担は減りますし、
何より家族にとっては
「自分たちのことを遺言を残すぐらい真剣に考えててくれたんだ」と
苦しい中でも少しは心が安らぐでしょう。
遺言を書く側にとっても
自分のメッセージ(想い)を伝えられる最後の機会に
なりますし、たった数枚の遺言が、自分が亡くなったあとも
自分にとって大切な家族を守るものとなります。
自分が亡くなることを想定した遺言を
書くことで、何より自分の家族や周りの人への
思い、自分自身の人生について考えさせられます。
そして、生きてることへの喜びや感謝の気持ちが
増します。
ですから、書く前より、愛情を持って人に接することが
できるようになると思いますし、より真剣に前向きに生きていく
ことができるようになると思います。
サークルの仲間が、東北方面に散らばっています。
皆無事が確認できてとりあえず、ひと安心です。
これだけ、人の命とかについて考えさせられる時もないと
思いますので、遺言というものについてもぜひ考えて
もらえると幸いです。
もっと早く懐中電灯を買っておけばと反省した僕のように
今じゃないと、また忘れてしまい、後回しになってしまうと
思ったので、不謹慎なこととは承知の上で敢えて今日
書かせていただきました。