こんばんは。
地震発生以来、
埋まってた予定が次々に延期に
なっています。
今日も裁判所で、僕が後見人(事務担当者)に
なる予定の成年後見申し立て手続きが
延期になりました。
数日ならまだしも
2月から予約を入れていたものが
4月になってしまうとのこと。
申し立てをしても、実際に後見人として活動できるのは
そこから1か月ぐらいはかかるので
実際は5月中旬とかになりそうです。
普段きちんと財産管理をしてくれる人の
いない方の後見なので、それまで
どう対応するかがこれからの課題です。
こういう場合は裁判所が
「土日も対応してくれれば早くできるのに」
なんて思いましたが、そもそも
自分で全然財産管理できなくなるまで
放置していた「備えのなさ」が問題だということに
気付きました。
これはご本人の問題だけでなく、
周囲(親戚・介護関係者・金融機関・社会全体)の無知、
役所・法律家や、福祉機関の後見制度への周知徹底不足が
原因だと思います。
判断能力がしっかりしているときに
任意後見契約と委任契約というのをセットで
信頼できる人と結んでおけば、もっとスムーズに
手続きができたでしょう。
この委任契約にも色々問題点はあるのですが、
何にも備えないより、良かったはずだと思います。
今回の地震でも「津波対策」をきちんとしてたのに
想定以上で被害が出てしまったようで
ある町長が悔やんでいらっしゃいました。
でも、もし防災訓練をしていなかったら
これ以上に多くの人が亡くなっていたかもしれません。
命がけで必死に避難を促し続けた町の職員のおかげで
逃げられた人もたくさんいることを考えると
少なからず「備え」が役立った面もあると思います。
(日頃から職員の方の意識が高かったからできた行動だと思います)
完璧でないかもしれないけど、
備えはないよりあった方がいいのだと
気付きました。
ですから、僕のできることとして、
「遺言の重要性」
「後見制度の周知」
「法律への誤解を解く」など
セミナーなどを通して、どんどん伝えていきたいと
思います。
明日から、3つのセミナーが始まります。
皆さんが知らないで後悔しないように
電気が消えてもやるぐらいの覚悟で
頑張りたいと思います。
まだまだ参加者募集中です。
3月15日の遺言セミナーも飛び入り歓迎ですので
ぜひご参加ください。
詳細はhttp://www.nakamichioffice.com/ 。