相続税を気にしない生き方 | ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

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ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。


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こんばんは。

今年の出足は地味で低調で、

若干冬眠中な感じですが

今年も早くも12分の1終わりそうですので

そろそろ目覚めて頑張りたいと思います。



それはさておき、

昨年末より相続税の対象範囲が広がるとか

広がらないとか言われてます。

で、今までなら相続人が一人の場合で6000万円まで無税だったのが

改正されれば3600万円までになってしまうとのことで、

都内で一戸建て+少々の預貯金がある人は大幅に

相続税の対象に入ってくるのではと(現在は全体の約4%)、

いろいろな業種の人が相続税対策と銘打ってビジネスチャンスを

窺ってる今日この頃です。


もちろん僕がやっている遺言作成のサポートに

おいても相続税も考慮した、財産の分け方とかを視野に入れて

内容をシュミレーションしていく必要があります。



で、子どもたちが相続税払えるように「預貯金を使わないようにしよう」

とか、生きてる間に「不動産を贈与してしまえ」とか、

「高い生命保険にいくつも入ろう」とか

「稼ぎ過ぎると大変だ」とか

おそらくそういう議論や、各種業界からのアプローチが今後

盛んになることでしょう。


ですが、なんだか考えているうちに違和感を覚えました。



「人は死後の相続税対策のために生きてるわけじゃないし」と

思いました。


遺言を書くことは、死後の家族の争いの防止になるとともに

生前に財産をどう使おうが自由です。

ですから遺言を書くことは、死後の対策になりこそすれ

生きてる間の生き方まで制限するのものではありません。

一方、遺言とともに相続税対策を考えた場合には、

イメージですが、上記の例のように生きてる間の

財産の使い方に税金のために

ブレーキがかかってきてしまう気がします。


相続税の改正の是非は置いといても

相続税のために窮屈な生き方をすることはないだろうと

思います。


で、考えたのが相続税を気にしないで済む生き方。

気にしないというのは無頓着・無視するということではなく

生きてる間の財産の使い方も自由。税金が発生しても

相続人が全く困らない生き方です。


相続税が高かろうが、何だろうが、所詮相続税は

亡くなった人の所有してる財産額を超えることは

ありません。

亡くなった人の財産から払えばいいだけなのです。


よく相続税で困るのは、不動産の評価が高く

預貯金はそれに対応できるほどはない場合です。

都心ではほとんどそうですが。

で、土地を処分しなければいけないということになります。


思ったのですが、そもそも亡くなった人の土地であり

相続人のものじゃないんですから売ればいいんです。

売ったって相続人は元より損したわけではないので

困らないはずなんです。


売るとなんで困っちゃうかというと、

例えば親名義の家に相続人たる子どもが一緒に住んでるから。

それから土地は親名義、その上に子ども名義の建物を建ててたり。


親子が依存してるから困るんだと思いました。

(因みに配偶者であれば、かなり相続税が控除されるので

一つ屋根の下に住むことに問題はあまりありません)


だから、この際親子は、経済的に独立し、

別の住まいを持ってれば特に問題は発生しない気がします。

(自分も早く独立せねばです!)


もちろんいろんな事情があって(介護・子どもが稼げない事情があるなど)、

親子が同じところに住まざるを得ないケースは多々あると思います。


そういう場合は、遺言・保険・信託など様々な方法で

相続税対策をすればいいと思います。


でも、そうでないなら、独立し、別所帯を持つ。

そして、親側も相続税対策を気にせず、自由に

財産を使い、自由に生きる。


僕も今は人のことを言えた義理でないですが、

アメリカとかみたいに親子は成人したら独立するのが健全だと

思います。


そうしたら、相続税法が変わろうが

どうしようが気にすることはないんじゃないかなあ

と思う今日この頃です。


それとあくまで私見ではありますが、

子ども兄弟のうちの誰かが親と同居してたりすると

どうも相続のときに「一緒に住んでるからおまえは得してる」

「俺がおまえらの代わりに親の面倒をみたのだ」という

損得の議論になりがちな気がしています。


もちろんある程度の対策をしたりすることは

あっていいと思うのですが、

なんかビジネスチャンスと言って

いろんな業種の人が叫び出すと思いますが

あんまり翻弄されない方がいいのかなあなんて

思ったので書いてみました。


そもそも相続の争いは税金が原因ではないことがほとんどでも

ありますし、自分も相続税のことばかりに気をとられたアドバイスに

偏らないようにしないとなと思います。





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