仲良くしてもらいたいという目的 | ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

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ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。


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こんばんは。


月曜日も火曜日もそれなりに色々あって、少なくとも事務所でボーっとしてるだけで

終わってしまうなんてことはなくなってきており充実した日々を過ごさせていただいております。


火曜日の午前中には、チラシをご覧になった方が相談にいらっしゃいました。

業務依頼となるかはわかりませんが、ご自身のやるべきことが少し整理できたようで良かったです。


最近受ける遺言についての相談や依頼において皆さんの思いとして共通しているのは、相続人同士に仲良くしてもらいたいということ。


皆さんそれぞれの家族構成や、人間関係はバラバラで、面談の最中などは様々な

思い(愚痴)を話されます。


でも、最終的な結論がこのところ共通していることに気付きました。


家族が争ったり、仲が悪い状態は本意ではない。


「家族が仲良くしてくれればそれでいい。」

だから、「仲良く分けてもらいたい。」

だから、ケンカしないように遺言をきちんと書いておきたいというのが共通しています。


そして、面白いのが遺言を書きたくないという人の理由も同じだということです。

遺言というと、「あいつにはあげたくない」とか「あの人だけにあげたい」みたいに

特定の人物への利益・不利益を発生させるために書くものというイメージも一般には強いと思います。

だから、自分が変に遺言を書いてしまうことで不愉快な思いや迷惑をする相続人が出てくるぐらいなら書かない方がいいという論理です。


こういう方も、根底にあるのが「家族に仲良くしてもらいたい。」ということです。


たしかに、いい加減に(深く考えずに)書いてしまって揉めるケースもありますからそ

の通りだと思います。実際、書かれる方もその過程において、遺言を書かない場合よりややこしくなるのだけは避けたいという思いが強いです。(当たり前かもしれませんが)


ここで気付いた(再認識した)のが遺言も手段にすぎないということです。

遺言は、民法という法律で認められた制度です。

民法という法律は、生活するにあたりなるべく個人の自由を尊重するけど、何でも自由じゃ必ず衝突して争いになるから、そういうことに備えて一定のルールを作ろうというもの。つまり、紛争を防止するためのもの。

これを家族関係に置き換えれば、紛争せずに家族が仲良くするためのものだと考えられると思います。


だから遺言を書こうが書くまいが、家族が仲良くなれる方法を選択すればよいのです。


まあ、書いた方が、手続きもスムーズでケンカにならずに済むことが多いとは思いますが。

とはいえ、家族が仲良くなれるものでなければ意味がありませんから安易で無責任な遺言は作れません。

そのためにも安価な料金では引き受けておりません。

ケアレスミスがないのはもちろんのこと、分け方の内容や文言の一字一句を「この表現でよいのか」「遺言者の気持ちが伝わるか」「不愉快な思いをする相続人はいないだろうか」などを何度も吟味し頭を悩ませながらサポートさせていただいております。


「家族に仲良くしてもらいたい」という目的を忘れないで、遺言作成をサポートしていければという思いを強くした週明けでした。





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