姉夫婦の事故死により姪の朝を引き取る事になった慎生
しかし、慎生は姉に対し嫌悪感を捨て去れずにいた
それでも朝との生活で彼女の中で変化が生じ始める
鑑賞日 2024年7月4日
映画館 セントラル
人間は一人一人違うモノ。
とりわけ親子以外の人と暮らすとなると、その違いは顕著に表れるかと。
だからこそ夫婦は我慢や忍耐が必要と言われますが~
本作はそんな親戚と暮らす事になった話。
ガッキーこと新垣結衣さんが主演という事で話題になった作品です。
ポイント
本作のポイントは死者の存在。
ラノベ作家としてそこそこ人気作家だった慎生、そんなある日姉夫婦(内縁だけど)が事故死した事を知る。
そして残された姪の朝の扱いに親族が迷惑と感じていた所に慎生は彼女を引き取ることを決意。
しかし、慎生は朝の母親、すなわち姉に対してぬぐい切れない嫌悪感を持っていた。
一方朝にとっては良い母親だったが、引っ込み思案な彼女の性格形成の根幹になっていた。
そんなある日、慎生は母親から姉の日記を受け取るがその内容を見る事が出来なかった。
果たして慎生と朝の生活はどうなっていく?
当初こそ目立たないため母親の死を学校に報告しないという中々ヤバめな行動が見える朝ですが、高校に入ってからは少しづつ自分を変えていくように。
一方の慎生は姉とのわだかまりがどうしても残ってしまって入りうようで。
それでも交友関係により支えられている感があります。
見どころ
見どころは前半、朝の家の掃除。
朝が慎生と住むことになったため、もう誰も住まなくなった朝の家。
そこで、家の片付けを行うけど?
リビングの光加減が非常に美しいシーンとなっています。
まあ、慎生は変なものを見つけてしまっていましたが。
気になった点
気になった点は朝の独特な演出に説明が無かったこと。
時折猛烈な孤独感に襲われる演出があるのですが、何故そのような孤独感を憶えるのか説明が無いのは演出が勿体ないです。
冒頭が重いだけに、以降は比較的穏やかな展開が続く本作。
タイトルの通り日記がキーアイテムとなっており、比較的思ったことを日記に書く朝に対し、慎生は日勤を書くのが苦手なようで。
そして、姉が娘の朝に残した日記のオチは中々の落としどころです。
同じく事故で突然二人暮らしになってしまう話です。