重度なコミュ障を変えるためギターを始めたひとり
結果、ギターテクは磨かれるも一向にコミュ障は改善せず
そんな折、バンドのゲストギターを頼まれるが?
鑑賞日 2024年6月9日
映画館 ワンダーアティック
バンド、それは己の思いを音楽で表現するもの。
とはいえ、その多くは
モテたいから
という不純な理由で始める人が多いです、特にギター。
ともあれ、そんなバントを題材にした漫画&アニメで近年注目を集めたのが「ぼっち・ざ・ろっく」。
極度のコミュ障ながら凄腕のギターテクを磨き上げた高校生がひょんなことからバンドに入る話です。
超余談ですが原作者(漫画)はMの国出身だそうで。
だから段ボールが「完熟マンゴー」だったのね。
本作はTV版の総集編。
今回はメンバーがそろっての初ライブまでの話となっています。
ポイント
本作のポイントは引きこもりからの脱却。
元々家族以外ではろくに話せない、きっかけ作りが出来ないひとり(ぼっちちゃん)。
しかし、たまたまギターを持って学校に行っていた事から次々に交友関係が構築出来ていく様子は流石バンドは友を呼ぶというべきか。
もちろん、同じバンド仲間となるメンバーの懐の広さによるものも大きいようです。
見どころ
見どころは後半、初の4人でのライブ。
メンバーはギターのひとり以外ではドラムの虹夏、ベースのリョウ、ボーカルの喜田ですが、虹夏と喜田はほぼ素人、リョウはムラがあるため演奏の度に窮地に。
そんな窮地を立て直すのがひとりのギターとなっています。
正に彼女のSNSでのハンドルネームである「ギターヒーロー」の如くの活躍です。
気になった点
気になった点は原作の演出が結構削られている事。
演出というのはTV版ではアニメで作られていないシーンがところどころ登場し、ひとりの絶望をシュールな形で表現しているもの。
流石に尺の都合もありますが、結構削られてしまっています。
映像そのものはTVシリーズと変わりないため、違いは音響。
流石に映画館の音響でのロックは聞きごたえがあるというものです。
TVシリーズの後半(文化祭)も劇場化される予定ため、気長に待ちたいところです。