甲野じゅんに一目惚れしたりの。
しかし、仲が知事丸とじゅんはりのの前から姿を消してしまう
そして、次々に甲野じゅんが現れるが、やはり消えてしまった。
鑑賞日 2024年5月15日
映画館 キネマ館
人を好きになる事は本能(・・のはず)。
とはいえ、その好きが必ず実るものでは無いもの。
だからこそ、何度でも好きになるものかと。
だけど、同じ名前の人物が好きになるのは?
本作は、そんな同じ名前の人物に好きになる話。
しかし、好きになると消えてしまう!?
ポイント
本作のポイントは次々現れる好きな人。
幼少期に病床で出会った「甲野じゅん」に片思いを続けていた長谷部りの。
そして中学校時代に「甲野じゅん」と再会、彼の足の速さを目のあたりにしたりのは陸上部に誘い全国を目指すもじゅんがりのを好きになった途端、じゅんはりのの目の前で消えてしまう。
その後も軽音部、障碍者、バイト先に「甲野じゅん」が現れ、その度にりのは好きになるもやはり目の前で姿を消してしまう。
大学生になり好きになる事を諦め始めた時、同じ学生の「甲野じゅん」と出会う。
しかし、今回の「甲野じゅん」は事故の後遺症で一日で記憶を無くしてしまう事に悩まされていた。
果たして今回の甲野じゅんも姿を消してしまうのか?
とにかく次々現れる「甲野じゅん」。
最初の(無理やり入らされる)陸上部の甲野じゅんは比較的長く登場しますが、軽音部の甲野じゅんは出会って5秒で消滅、障碍者の甲野じゅんも直ぐに消滅と本当に次々に現れては消える「甲野じゅん」。
それでも「甲野じゅん」が好きになるりの、そんな彼女を遠目から見守る田中が良い脇役となっています。
なお、大学生時代からの「甲野じゅん」が登場してから今までと展開ががらりと変わっていきます。
見どころ
見どころは後半、幾つもの「甲野じゅん」の理由。
今までの「甲野じゅん」と違い、彼を好きになる事に悩んでいたりの。
そこで田中が今までのりのの恋路を振り返るが?
奇妙な展開の真相がわかる場面となっています。
気になった点
気になった点は田中の存在が最後まで掴み切れていない事。
最初からずっとりのを見守り続けた田中ですが、色々彼女の手助けをしますが、結局りのを昔から知っている存在以上の説明がないのはもったいないかと。
前半は設定の奇抜さが印象的ですが、中盤以降は我慢の恋愛映画となる本作。
とはいえ、その恋に対する真っすぐさは微笑ましいものです。
一風変わった恋愛映画を楽しみないならオススメです。
記憶を1日しか保てない人物との恋の話ということでチョイス。
こちらもコメディテイストが強い作品です。