互いの縄張りを干渉せず過ごしていたゴジラとコング
そんな折、地底の新たなフロアで同胞を見つけるコング
一方、地底奥底からの信号でゴジラが活動を始めていた
鑑賞日 2024年5月5日
映画館 セントラル
怪獣王ゴジラ、巨大モンスターの開祖キングコング。
その両者が激突したキングコングVSゴジラ・・
いや、こっち傑作ですよ。
本作のOPは全コジラ作品中もっとも好きです。
それはさておき、日本のゴジラ文化が完全に死滅した2010年代、ハリウッドによって復活したゴジラ(通称ハリウッドゴジラ)。
その後、キングコングとコラボした「ゴジラVSコング」が公開、本作はその続編となります。
お互いの縄張りを干渉せず暮らしていたけど、その均衡が破られる!?
ポイント
本作のポイントは地底からの刺客。
ゴジラとコング、二大怪獣は激闘の末、コングは地底に移り、地上を縄張りとするゴジラとすみ分けができたことで均衡が発生。
コングはモナークの監視下の元地底での暮らしを続けるがある日、コングと同じ巨大猿人と遭遇。
子ザルに道案内をさせたところ、巨大猿人たちのコミュニティにたどり着くも、彼らを支配するスカーキングと敵対してしまう。
一方、地底から謎の信号を感じ取ったゴジラは他の怪獣らを倒しエネルギーを蓄え始めていた。
コングとコジラ、両雄は再び相まみえる事になってしまうのか?
展開としてはコング側の話が中心となっており、ようやく見つけた同胞たち。
しかし悪逆非道のスカーキングと彼が従える氷を操るシーモの前にコングもたじたじ。
もっとも、シーモは嫌々ながらスカーキングに従わさせられているので
洗脳されて敵として立ちふさがるヒロインのポディションです。
少しも寒くないわ!
一方のゴジラは終始怪獣プロレスの巡業を行っており、バトルの激しさではこちらの方が派手となっています。
見どころ
見どころは中盤、怪獣王爆進。
地底の決戦に向けて力を蓄えずゴジラ。
かなり強引に勝負を挑むけど、怪獣王の敵ではない!
クライマックスを除くとアクション面で最も激しいシーンとなっています。
気になった点
気になった点はスカーキングがかなり力不足だったこと。
地上を征服しかけたという強敵のハズなのですが、あまりの噛ませっぷりには肩透かし艦が。
だからこそシーモの悲運っぷりに拍車がかかっているとも言えます。
とにかく怪獣たちがどつき合いを繰り広げる、由緒正しき怪獣プロレスが展開される本作。
そのためゴジラ-0と比較してネタにしてる節もあるのですが、安直な人間ドラマのオブラートに包んだ怪獣映画はどうも腑に落ちなかった身としてはこちらの方が大いに楽しめたりします。
なお、コングの強化パーツが片腕だけだったので次作があれば全身強化型が・・
若しくはメカコングの出番かもしれません。