突然彼女の由茉から余命一週間を告げられ戸惑う雪夫
最後の時間が近づきつつある由茉に雪夫は彼女を支えることに
しかし、死がちらつく由茉に雪夫は恐怖を憶えてしまう
鑑賞日 2024年5月19日
映画館 ワンダーアティック
人間、生まれたからにはお亡くなりになるもの。
中には突然、このようを去ってしまう場合も。
だからこそ日々の出会いに感謝したいところです。
本作はそんな突然余命宣告を受けた女性とその恋人の話。
最後だからこそやりたい放題したい所ですが?
ポイント
本作のポイントは最後まで付き合う。
美術好きという共通点から付き合う事になった雪夫と由茉。
そんなある日、突然ロリータファッションで現れた由茉に戸惑う雪夫、さらに由茉は自分が心臓の病気で余命一週間と宣告を受けた事を告げる。
何とか延命を懇願する雪夫だったが由茉の決心は固く、最後の一週間も今まで通り付き合う事になる。
しかし、ことあるごとに体調を崩す由茉に死のイメージがぬぐえない雪夫は次第に恐怖を感じていく。
果たして雪夫は由茉との最後の一週間を全うすることが出来るのか?
なお、由茉のロリータファッションに雪夫がそこまで驚かなかった理由として姉がロリータファッションをしていたから。
とはいえ、流石に余命一週間は間違いなく戸惑うもの。
そのため雪夫は終始迷い、由茉に向き合えない展開となるのですが、高校生にいきなり人の死と向き合えというのも難しいものかと。
見どころ
本作の見どころは中盤、姉の一押し。
突然ロリータファッションを始めたため親から勘当された雪夫の姉。
由茉との付き合い方に悩んでいた雪夫の前に現れるのですが、その凛とした姿にカッケーと思う事必死です。
気になった点
気になった点は雪夫の家庭の様子が殆ど見えてこない事。
両親は海外赴任で姉は別に住んでいるため一人暮らしなのですが、それでも家に生活感が無いのはやや浮いた感があります。
ツッコミどころですが・・
心臓が悪いなら心拍数&血圧が爆上がりのセ〇クスはダメだろ。
医者からOKと言われたって、それやっぱりヤブじゃ・・セカンドオピニオンもいなかったし。
あと、発作が起きたら救急車を呼ぼうよ。
どうも謎な行動が多くツッコミたくなる本作。
とはいえ、由茉が大好きというカレーを美味しそうに食べる様子にカレーが食べたくなります。
ロリータファッションは非常に微笑ましいので、それを楽しむのもありです。
なお、ロリータファッションについては原作者が監修としてクレジットされていたことに驚いた次第です。
流石、衣装の気合の入りが違います。
本作と同じく余命一週間と宣告を受ける話。
ただ、こちらはあの手この手を尽くす展開となっています。