レスラーだった父の跡を継ぎプロレスラーとなったケビン
順調にキャリアを積むも弟たちも次々プロレスラーとなる
そして、弟たちにチャンスが訪れるがその度に不運が
鑑賞日 2024年4月11日
映画館 セントラル
誰が何と言おうと最高のエンタメであるプロレス。
期待上げられた肉体がぶつかり合う様は迫力抜群。
是非ともゴールデンタイムにプロレス中継を復活してほしい所です。
いや、本当に放送してよ。
本作はそんなプロレスラーの話。
呪われた一族と言われたフォン・エリック一家の栄光と破滅の物語となっています。
ポイント
本作のポイントは噂から現実の呪いに。
必殺技「アイアンクロー」で人気レスラーだったフリッツ。
しかし、チャンピオンになれず引退、何時しか呪われた一族と呼ばれるようになり、フリッツの悲願は息子のケビンに託されることになる。
そんなケビンは着実にキャリアを積み重ねるも弟のデビッドもレスラーとしてデビュー、ケビンより花のある彼は次第に人気レスラーとなっていく。
また、政治的ボイコットによりオリンピック出場が絶たれたケリーもレスラーとなり兄弟で活躍することに。
そして、チャンピオンとの挑戦権を得るも指定されたのはデビッドだった。
デビッドのサポートを任されたケビンだったが、一家に災難が襲い掛かる。
果たしてフォン・エリック一家の呪いの結末は?
前半までは順風満帆なフリッツ家というかケビン。
ところが中盤以降はまさに呪われた一族、しかしながら不運もあるながら、その理由の一つは父のフリッツの圧力。
自分が出来なかったチャンピオンを息子に託すのは分からなくもないですが、息子たちが悩んでいるときも兄弟で何とかしろと投げっぱなし。
そりゃ呪いもやってくるというものです。
見どころ
見どころは前半、キャリアを積むケビン。
レスラーとしてのキャリアを積むため試合に挑むケビン。
・・もちろん段取りをしっかり確認、いかにして試合を盛り上げるか。
なお、相手が日本でも人気レスラーとなるブルーザー・ブロディだったのはプロレス好きなら目頭が熱くなること必至です。
気になった点
気になった点は意外と試合のシーンが思ったほど多くない事。
体は鍛えらえてもレスラーの技は一朝一夕で実につくものではありませんし・・
アイアンクローも結局、顔面鷲掴み・・
あ、これシャイニングフィンガーだわ
中盤以降の展開の悲惨っぷりはすさまじいのですが、驚くべきは実話を基にしている事。
まさに呪われた一族と言わる由縁です。
終盤のケビンが見せたものが呪いの一旦であることは、考えさせられます。
本作同様、自分が出来なかった事を子どもに託す話。
こちらも実話を基にした作品です。