映画祭は恋の時 サン・セバスチャンへ、ようこそ | Mの国より愛を込めて

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妻の付き添いでサン・セバスチャンにやってきたモート

しかし妻は新進気鋭の映画監督とのべったりで心休まらない。

体調不良を訴えたモートは地元の病院を受診するが?

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2024年2月18日

映画館 キネマ館

 

世界各地で開催されている映画祭。

有名なのは世界三大映画祭と呼ばれるカンヌ、ベルリン、ベネチアはもちろん、ブルジョアの祭典になっちまってますがアカデミー賞も世界に名だたる映画祭のイベントとなっています。

 

最も英国アカデミー賞やら日本アカデミー賞などアカデミー賞にあやかった代物も多いですが。

 

本作はそんな映画祭の裏で色恋の物語が繰り広げられる話。

以前は毎年のように映画を撮っていたウディ・アレン監督の久しぶりの新作となります。

流石にコロナの影響・・

 

ではなく、家族関係のトラブルですね、はい。

 

ポイント

 

本作のポイントは映画祭の裏で。

映画の広報を行っている妻の付き添いとして映画祭が開催されるサン・セバスチャンにやってきたモー。

しかし、妻は担当している映画監督に付きっ切り、そのため浮気を疑ったため結果心臓に不調が出てしまう(多分気のせい)。

そこで知人から地元の病院を紹介してもらったところ、女医のジョーに一目惚れ。

そのため色々理由付けをしてジョーに会いに行くモー、そしてジョーの悩みを解決しようとするが?

 

果たしてモーの恋の行方は?

 

モーは行く先で色々妄想に駆られるのですが、ヨーロッパの映画監督の作品のオマージュとなっています。

どこかで見てことのある作品が・・

なお、恋の話は奥手ながら未練がましいモーの行動が実にまどろっこしい!

まあ、微笑ましいといえばそうですが。

 

見どころ

 

見どころは中盤、勝手にしやがれ?

モーが妻と映画監督がいちゃつく妄想を。

その様子はどこかで・・というかジャンリュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」のオマージュとなっています。

先に書いた通りヨーロッパの映画監督のオマージュが多い本作ですが、特にジャンリュック・ゴダール監督のオマージュは力が張っています。

 

気になった点

 

気になったところはとにかく妻が神経を逆なでする事。

夫であるモーに嘘をついてまで監督といちゃつく様は、まさにゲスというしか。

というかウディ監督の恨みつらみが凝縮されているのかも。

 

よく言えばウディ監督の代表作である「ミッドナイト・イン・パリ」のような作品。

悪く言えば、もやもやが残る中途半端な中年の恋愛映画。

とにかくウディ・アレン監督の映画は見てやる!という人はどうぞ。

 

 

 

ウディ・アレン監督の活動記録の作品。

もちろんこの後にも様々な作品を取っています。