ロイヤル・アルバート・ホールでコンサートを行うエリック
一年を通して様々な編成でコンサートを行うことに
そこで彼は以前のようなパフォーマンスを見せる
鑑賞日 2023年7月19日
映画館 キネマ館
今もなお音楽業界のトップに君臨するエリック・クラプトン。
彼を知らなくても「いとしのレイラ」は誰もが知っている曲ですし、その時点でレジェンドです。
もっとも、この曲の由来は非常にゲスいのですが・・
そんなゲスさの多くは80年代の迷走時代が原因。
麻薬に酒におぼれてしまい、正直終わった人扱いになりかけていました。
しかし、80年代末に再婚したことで心機一転、その復活の時代のコンサートを編集したのが本作となります。
本作のポイントは多彩な演奏。
本作は90年から91年にかけて行われたロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートの様子を編集した内容となっています。
なお、コンサートによって演奏の形態が変わっており、最小のバンド編成である4人編成、9人編成、またブルース編成やフルオーケストラまで非常にバラエティ豊かな内容となっています。
とにかく楽曲がどれも素晴らしくてそれだけで大満足な本作。
もっとも、この公演が終了した直後にクラプトンに不幸が襲い掛かるのですが、以前の破滅的な生活に戻らなかったのはこの時の成功体験があったからなのかも。
クラプトンのファンはもちろん、音楽好きはぜひとも見ておきましょう。
比較的最近のロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートを収めた作品。
こちらはこちらで円熟味が増しています。