一流企業に入社しながらも雑務をさせられてきたジャヨン
そんな折自社の工場から汚染物質が流されている事を知る
ジャヨンは友人のユナとボラムと共に犯人捜しを始めるが?
鑑賞日 2021年9月23日
映画館 キネマ館
学生なら是非就職先は大企業!という人も、多いかとは思います。
まあ、大企業の方がステタースがあるし?という気もしますが、昇給が遅かったり、思った仕事が中々できないといったデメリットもあります。
仕事が合わなかったり、嫌な思いをするのであれば転職も手ですよ。
さて、本作は大企業に就職したOL達が会社の不正に立ち向かう話。
実話を元にしているという事ですが、どのあたりだろう?
本作のポイントは不正を巡る闇。
大企業であるサムジンカンパニーに就職しながらも高卒のため扱いが低かったジャヨン、ユナ、ボラムの三人は英語の試験で高得点を出せば昇給するという会社の方針により英語の勉強の真っ最中。
そんな折、会社の工場の作業に向かったジャヨンは工場の排水が村の川に流れ込んでいる事を目撃してしまう。
ジャヨンは後輩の上司に頼んで顛末を報告し、検査と村への補償を行ったことで万事解決・・したはずだったが、検査報告書が不正なモノと分かる。
そこでジャヨンはユナとボラムと協力して不正を行った犯人を探す事に、しかし、そこには会社の闇が立ちふさがっていた。
果たしてジャヨン達は犯人を捜し、不正を正すことが出来るのか?
舞台がタイトルの通り1995年(原題だとEnglishClass=英語科)という事でコンピューターが出始めたあたり。
機械音痴のオジさん達が悪戦苦闘し、まだまだ男性中心の職場で女性はお茶くみや雑用をやっていた時代です。
そう考えると余り日本も韓国も差が無かったのかも。
見どころは中盤、常務の部屋に潜入!
排水を流した張本人とみられる常務が住む会社所有のホテルに潜入!
しかも偉く泥酔した今はまさにチャンス!
ちょっとしたミッションインポッシブル的なシーンとなっています。
気になった点は汚水問題が影が少なってしまう事。
展開が二転三転するため汚水問題がどこかに行ってしまいます。
もっと排水問題が絡んでくると違ったのかも。
様々な困難に押しつぶされそうになるも、終盤はまさに会社人の気概が見れる本作。
終盤の展開は今までの鬱憤を晴らしてくれるものとなっています。
会社でバリバリ働きたいと思っている人は楽しめる作品かと思います。
OL繋がりでチョイス。
バカリズム氏原作による作品です。
妙な味わいがあります。