大学の臨時講師に恋をした亀田
しかし、クラスメイトで芸能人の兎草に先越されしまう
その状況に亀田は絶望するが、矛先はそこでは無かった
鑑賞日 2019年10月2日
映画館 キネマ館
恐らくほとんどの人が知っている童話「ウサギとカメ」
ウサギとカメがかけっこをして、色々あってカメが勝つというお話です。
本作はその童話をモチーフにした・・いや、したのか?
昨年スマッシュヒットをたたき出した「カメラを止めるな!」のスタッフが再集結した作品として話題になりました。
本作のポイントはカメの狙い。
引っ込み思案の大学生の亀田はある日赴任した臨時講師に心ときめかせるも仲良し家族としてテレビに出演している兎草に先越されてしまう。
自分の恋が実らなかった亀田は落ち込んでしまう・・?
一方兎草の両親は彼女が知らない間に浮気をしていたが、その事を巡り仲良し家族が谷底に向かっていく。
果たして亀田と兎草の末路は?
とはいえ、カメ止めの如く途中から話が凄まじい方向に飛んでいく本作。
まさに前半と中盤以降では全く違う展開を見せてくれます。
見どころは中盤、亀田の罠。
恋路を邪魔された仕返し?として亀田が出した罠とは?
物語が加速する場面となっています。
気になった点は復讐屋の親子の役割が勿体ない事。
もっと、色々かき混ぜたり話を纏めることもできたキャラなのですが、終始蚊帳の外になってしまっています。
またお膳立ての要素も不要かと。
どもカメ止めのプレシャーが強すぎたためか、希を狙った感がある本作。
その狙いは悪くないのですが、ちぐはぐさが際立つ結果となっています。
サプライズとはまずまずなので、単調な映画に飽き飽きしているなら楽しめるかと。
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亀といえばコレ。
三木聡監督の初作品であり最高傑作。
一応スパイものだったりします。