女性だからということで弁護士事務所に入れなかったルース
そんな折、介護控除が受けれない男性の事案を受けることに
そしてそれはアメリカの裁判史を大きく変えるものとなる
鑑賞日 2019/4/28
映画館 キネマ館
言うまでもありませんが、今日において大体の先進国では男女平等となっています。
とはいえ、こういったことが大成したのはつい最近の事、とりわけアメリカでは根強い男性優位の社会でした。
本作はそんな男性優位の社会に一石を投じた女性の話。
実話を基にしている作品なのですが、色々凄いことをした人のようです。
本作のポイントは歴史を変えた裁判。
時は70年代、女性ながら法学を学び弁護士を目指すルースだったが、あらゆる弁護士事務所から採用を拒否されてしまう。
そのため大学教授として働いてた所、夫のマーティンから介護控除が受けれなかった男性の事案を渡される。
これを男性に対する差別であり憲法違反として訴えることに。
これを認めることは今までの女性差別の法律もひっくり返るため、検事側はルースを潰そうとするが?
果たして裁判の結末は?
ルースが裁判をする前まで女性に対する差別の裁判はいくつかあったようですが、裁判官も陪審員も男性ということで不当な判決になっていたとの事。
しかし、男性が差別されていたという今回の事案は想定外だったようで。
見どころは中盤、時代が変わっていた事。
先輩弁護士にぐぅの根も出なったルース、やはり時代が追い付いていない?
しかし、娘の行動を見たルースは?
ルースのやる気が戻るシーンとなっています。
気になった点は裁判そのものがあっさりしすぎている事。
結末が分かっているとはいえ、もうちょっと無様に足掻いてほしかったかと。
この裁判が無ければまだ女性差別が残っていたかもしれない代物。
それだけに彼女の功績が非常に大きなものとなっています。
そう考えると今日の日本は・・・もう少し何とかしてほしいところです。
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裁判繋がりでチョイス。
ちょっとしたすれ違いから非常に大きな裁判となっていく作品。
オチは爽やかなものとなっています。