人間と海底人のハーフで海での人助けをしていたアーサー
ある日、海底の王女のメラから海底王国が攻めてくると聞かされる
それを止めるには伝説のトライデントが必要があるらしいが?
鑑賞日 2019/2/11
映画館 セントラル
アメコミの双璧の一角であるDCコミック。
バットマンやスーパーマンといった誰もが知っているヒーローを有しており、昔はアメコミといえばほぼDCコミックの事を指していたと言っても過言ではありません。
が、最近はマーベルコミックの方が有名になっているのはご存知の通り。
とりわけアベンジャーズシリーズを始めとする映画作品が大ヒットし、立場が逆転。
そこでDCコミックもジャスティスリーグを核とした映画展開を狙うもイマイチ乗り切れない状況になっていました。
というのも「ダークナイト」のヒット後、シリアス系が受ける!と思ってしまったDCがその後暗い作品を連発したため、そのためエンタメ性がダダ下がりとなり、マーベルに水をあけられた形になっていました。
本作はそんな暗いDCコミックの映画を一新させるべく登場、「ワイルドスピード」の監督を起用しエンタメ性を重視した内容となっています。
本作のポイントは海底の王。
海底の政略結婚から地上に逃げ出した女王アトランナはそこで灯台守の男と恋に落ち、アーサーを授かるも程なく追手が現れ海底に戻っていった。
それから数十年後、海底人のバルゴに鍛えられたアーサーは海で人助けを送っていたいたが、ある日海底王国の王女であるメラから海底帝国アトランティスが海底の国をまとめ地上に攻めてこようとしていると告げられる。
そこで王位継承であるアーサーに王位についてもらうため現国王のオームと戦うよう仕向けるもオームの苛烈な攻めにアーサーは破れてしまう。
メラの機転により難を逃れたアーサーは伝説の王が持っていたトライデントを探すこととなる。
果たしてアーサーはトライデントを手に入れ、海底王国を救うことが出来るのか?
海底の国というと半魚人やら人魚やら生っぽい生物がうじゃうじゃと思いがちなのですが、本作に登場する海底人たちは見た目はほとんど人間。
(一応おなじみの半魚人っぽいのもいますが)
そして、最大勢力であるアトランティスは科学技術にも優れ、これ別に海底にだけ住む理由無いんじゃね?と思ってしまいます。
というか、海底でバトルをやっている感がほとんど無かったりします。
細かいところは良いんだよ!
見どころは中盤、海賊との闘い。
アーサーに恨みを持つブラックマンタ、オームから支給された装備を武器にアーサーを追い詰めるけど?
本作のアクションシーンのキモとも言えるシーン、イタリアの美しい風景での逃走劇は娯楽要素満載です。
気になった点はノリ重視で伏線が回収できていない事。
そもそもバルゴが何故アーサーを鍛えていたのか、オームが面倒な事をして地上に危機感を持たせたのか、さっぱり説明が無かったりします。
もうちょっと伏線を回収しても良かった気がします。
ともかく派手な立ち回りやコメディ要素など今までのDCコミックの映画としてはエンタメ性が爆発してる本作。
どのシーンを見ても手に汗握るシーンがてんこ盛りで見ていて楽しい作品であることは間違いありません。
DCコミックはちょっと・・という人は是非とも見てほしい作品です。
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