親の心子知らず ジュリエッタ | Mの国より愛を込めて

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新たな人生の旅立ちを目前に控えたジュリエッタ
しかし、彼女の娘を目撃したという情報を聞き立ち止まってしまう
ジュリエッタと娘の間に何があったのか?
 
 
 
 
 
 
鑑賞日 H29.2.8
映画館 キネマ館
 
長い人生において、いくつかあるであろうターニングポイント。
もちろん良い方向に進むポイントであればよいのですが、それを立ち止まらせてしまうのは・・
しかし、なぜ立ち止まってしまう?
 
本作は新しい生活を始める直前に立ち立ち止まってしまった女性の半生を題材にした話。
子どもとの確執が問題のようですが?
 
本作のポイントは人生の振り返り。
早くに夫を亡くしたジュリエッタは初老となった時に新しいパートナーと巡り合い、新天地での新生活を楽しみにしていた。
そんな折、長年音信不通となった娘アンティアを見かけたという情報を聞いたジュリエッタは新生活を取りやめ昔住んでいたアパートで生活を始める。
そしてジュリエッタは娘にあてた手紙を書き始める、そこには夫との出会いと葛藤、伝えきれなかった娘への思いがつづられる。
 
果たしてジュリエッタと娘と再会することが出来るのか?
 
本作は主人公のジュリエッタが若い頃と初老に入ってからの二人一役となっています。
冒頭、何かに戸惑い奇妙な行動をするジュリエッタですが、その理由が次第に明らかになっていくという展開。
若い頃は葛藤を抱えたままの夫婦生活に次第に疲弊していくという内容ですが、中々のドロドロっぷりに昼メロが好きな人にはうってつけです。
そう考えると初老期は大人しい展開かも、やっぱり若い頃がメインなのかな?
 
見どころは中盤、夫との別れ。
夫婦の関係に溝が大きくなってきた頃、娘がサマースクールに出かけたことをきっかけに溜まっていた思いを爆発させたジュリエッタ。
対する夫も動揺が激しいようで・・
ジュリエッタの中で色々壊れ始める場面となっています。
 
気になった点は娘の心情が分かりづらい事。
なぜ娘がこんな行動をとったのか、説明も曖昧で理解に苦しむ代物となっています。
もう少し致命的な確執といった場面が欲しかったところです。
 
前半の伏線が後半に回収していく点は良いところ、ここ辺りの回収は非常に上手いです。
先に書いた通り内容はドロドロしていますが、オチは意外と悪くありませんので、興味があればぜひ。
 
二人一役ということでチョイス。
非常にえっちっちな作品なのですが、いうほど激しくないような。
全部見ようすると結構長いので、展開は面白いVol1だけにするのもアリです。