近年欧米で大人気のヨガのルーツを探るため近代ヨガの開祖を調べた監督
そのヨガマスターの弟子にインタビューするものの、彼の試行錯誤を垣間見る事に
果たしてヨガマスターがたどり着いたヨガとは?
http://www.uplink.co.jp/seinaru/
鑑賞日 H28.1.21
映画館 キネマ館
近年日本でも人気になっているヨガ。
ぶっちゃげ90年代までは怪しい修行とか、極めると手足が伸びたり火が吐けたりする程度の知識だったのですが、いつの間にかヨガを勉強する人が沢山。
まあ、何か良くわからないけど体にいいんだろうなぁと言った感じなのですが。
本作はそんなヨガのルーツを探る旅・・のはずが近代ヨガの開祖を追った作品となっています。
本作のポイントはヨガマスターの教え。
妻がヨガにハマったことをきっかけにヨガのルーツを探る映画を撮ることを思いついたシュミット監督。
そのため近代ヨガの開祖とされるクリシュナマチャリアの弟子や子供たちからその影響を調べることに。
そこからクリシュナマチャリアが非常に厳しい教えを強いていた事と、ヨガの低迷期の苦労話が語られる。
果たしてクリシュナマチャリアがたどり着いたヨガの境地とは?
本作に登場するクリシュナマチャリアの弟子は二人、一人は彼の教えを忠実に守るヨガ、もう一人は師から突き放され独自のヨガを編み出した男。
どちらのヨガが良いのかというと・・どっちなんでしょうねぇ。
見どころは終盤、命をつなぐヨガ。
クリシュナマチャリアがたどり着いたヨガの境地、なのですが誰でもできる代物のようで。
ヨガ初心者のシュミット監督も最後はできるようになっていましたので、頑張ればできるはず。
気になった点はは結局ヨガのルーツがはっきりしていない事。
近年のヨガと19世紀までのヨガは全く別物というところまでは突き止めるのですが、結局そこ止まり。
少なくとも3000年の歴史というわけではないようです。
ヨガを学ぶという点では弱いのですが、ヨガの歴史を知るにはうってつけの本作。
ヨガをやっている人も、ちょっと興味がある人は見て損はないかと思います。
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本作と同じく昨年上映されたヨガの映画。
コチラはスペリチュアルっぽい展開ですが、まあ勉強には良いかと。