熱狂の先 ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK | Mの国より愛を込めて

Mの国より愛を込めて

日本のチベット Mの国より
映画の感想やゲームの散財など
Mの国のホットな話題もあるよ!

メジャーデビュー直後から爆発的な人気を誇ったザ・ビートルズ

その人気はイギリスから世界に波及していき、どこでも彼らは大人気

しかし、その人気は熱狂へと変貌し、暴走を始めてしまう

 

 

 

 

 

http://thebeatles-eightdaysaweek.jp/

 

鑑賞日 H28.10.20

映画館 セントラル

 

誰もが知っているバンドの一つであろう「ザ・ビートルズ」。

ジョン・レノンを筆頭にポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの四人による音楽は今日でもいたるところで流れるものとなっています。

しかしながら、メジャーデビューして解散までの7年間のうち、ライブを行ったのは最初の4年間のみ。

バントはライブしてナンボなはずなのに?

 

本作はそんなザ・ビートルズのライブ活動を追ったドキュメンタリー映画。

ポールやリンゴのインタビューはもちろん、今では貴重となったジョンとジョージのインタビューも収録されています。

 

本作のポイントは度を過ぎた盛り上がり。

もともとリバプールのしがないバンドだったザ・ビートルズ。

そんな彼らに新時代のセンスを感じ取った後にマネージャーとなるブライアンは衣装と髪形を統一させ、個性的なバンドに仕立て上げ、着実に人気を高めていった。

そしてメジャーデビュー後はシングル・アルバム共にイギリスで大ヒット、その勢いのままにアメリカでのセールも大成功を収める。

その後、TV番組やら映画やらの出演によりその人気を不動のものとし、満を持してアメリカでのツアーを開始した。

ところがその頃、ザ・ビートルズの人気は熱狂を通り越して暴走寸前に。

どれだけ広い会場でもチケットは売り切れ、会場の周りには入場できなかった人々があふれる始末。

当のコンサート会場でも発狂しすぎて失神者やけが人が続出していた。

会場の出入りは厳戒態勢、演奏中は客が暴走する様にメンバーも疲弊していった。

 

熱狂が限界を超えたとき、彼らが出した答えとは?

 

正直、リアルタイムでザ・ビートルズの凄さを体験することは無かったのですが、本作で映し出された当時の状況は今日の人気アーティストと引けを取らないもの。

というか、彼らが世界中を熱狂させた初めてのバンドだったため、スタジアムでのライブやワールドツアーなど今日のビッグアーティストが行っていることを手探りでやる羽目に。

彼らの前に前例があれば、ザ・ビートルズの活動も違うものになっていたのかも。

なお、日本でのコンサートは一度だけでしたが、当時の扱いを考えると・・ひどいなぁ

まあ、ジーンズを履くと馬鹿になると言われていた時代だけどさ。

 

見どころはちょっと反則ですが、本編上映後のシェアスタジアムのライブ映像。

ザ・ビートルズのコンサートとしては(おそらく)最大の収容人数の会場でのコンサート。

そのコンサートを記録映像として残されていたのですが、映像は4K画質に音源も可能な限り

修正したものが本編のオマケとなっています。

本編でも黄色い歓声がえらいことになっていましたが、こちらでもザ・ビートルズの歌声よりも大音量の歓声に結構ビビります。

 

気になった点はザ・ビートルズの歴史としてはちょっと物足りないこと。

あくまで彼らのライブ活動の記録映像のため、ザ・ビートルズの全て映していない点は残念です。

どうせライブ活動をしなくなって解散までそこまで期間はないのですから、全部やってほしかったかと。

 

今日でも燦然と輝くビートルズサウンドと当時の熱狂が痛いほど体験できる作品となっていますので、音楽が好きな人はもちろん、人々が盛り上がる様をはたから見てみたい人にはうってつけの作品となっています。

まあ、黄色い声援という名の金切り声はちょっと迷惑ですけどねー

 

 

 

 

ビートルズを結成する前のジョン・レノンを題材にした作品。

複雑な親子関係と普通の少年だったジョンの姿など、結構見る目が変わるかも。

というか、ポール可愛いよ、ポール。