そんな折、転校してきた赤毛の子にひとめぼれしてしまう。
今までの自分の失敗を知らないだけにしゃんとしようとするが？
公式サイト
観賞日 Ｈ27.12.20
映画館 セントラル
スヌーピーといえば言わずに知れた世界で一番有名なビーグル犬。
日本では飼い主のチャーリーブラウンを差し置いて、ぶっちぎりの知名度を誇り、スヌーピーと愉快な仲間達というイメージが非常に強くなっています。
しかしながら、元々は「ピーナッツ」という新聞で連載されていた漫画。
主人公のチャーリーブラウンを始め個性的な仲間達があるときは真実を、あるときはひねくれる、そしてあるときは哲学を語ります。
象徴的なのは毎年元旦に掲載されていたフットボールキック。
毎回今年こそはチャーリーがボールを蹴ろうとするものの、ルーシーに邪魔されて失敗するというオチ。
ただ、原作者のチャールズ・Ｍ・シュルツ氏が死去した時に、ファンがフットボールキックを成功させた絵を掲載していたのが記憶に残っています。
そんなピーナッツがスクリーンに登場！
全世界で人気のアニメですが、劇場アニメは３０年以上ぶり！
前回日本で上映されたときは少年ケニアと同時上映だったけどね！
※１３秒あたりから見るべし
ともあれ、本作のポイントは今までと違うチャーリーブラウン。
何をやっても失敗続きのチャーリーブラウン。
そんな折、赤毛の女の子が転校してきて、チャーリーは彼女にひとめぼれする。
今までの失敗を彼女に悟られないように、出来る男になろうと意気込むもののやっぱり失敗をしてしまう。
ところが学力テストの結果奇跡の満点をたたき出し、一躍注目を集めることに。
一方、学校に入れない腹いせにスヌーピーは己の空想の全てをタイプライターにそぎこんでいた。
果たしてチャーリーは赤毛の女の子に思いを伝えられるのか？
そしてスヌーピーの空想の結末は？
気は優しいけど失敗続きで自信を無くし気味のチャーリー。
今回も様々なチャレンジをしますが、結果は・・
だが、それがいい！それでこそチャーリーブラウンだ！
見所は終盤、赤毛の子の元に。
赤毛の女の子の元に急ごうとするチャーリーだけど・・まさに目の前に絶望が。
天に見放されたと肩を落とすチャーリー、しかし何かが彼の元に落ちてきた？
失敗続きでも諦めないチャーリーブラウンらしい展開ともいえます。
なお、冒頭のシーンの引っ掛けにもなっていたりします。
気になった点はスヌーピーの妄想が浮いてしまっていること。
チャーリーのシーンが地味なため、それを補う形でスヌーピーの妄想シーンはスリリングで激しいものに。
ただ、正直やり過ぎなような？
一応ＣＧアニメーションなのですが、映像はピーナッツそのものと言っても過言ではありません。
大笑いするシーンは無いけれども、どれもじんわりするシーンに溢れています。
ピーナッツのファンは勿論、スヌーピーしか知らない人も彼らの率直さに癒されること請け合いです。
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