見世物小屋に身を寄せるが、そこで若かりし頃の両親と出会う
晴夫は物心付く前に家を出た母親に複雑な感情を見せるが？
公式サイト
観賞日 Ｈ26.5.29
映画館 セントラル
青天の霹靂とは突如思いもよらぬことが起こることをあらわした言葉
まあ、大抵はアクシデントか悲劇なのですが、どうもそれだけでは無い用で・・・
本作はタイトルの通り、思いがけない事故？に巻き込まれた男の話
事故というのが
自分が生まれる前にタイムスリップした
うん、確かに青天の霹靂だわ、それ
なお、本作はピン芸人として活躍している劇団ひとりの原作＆監督＆出演作品。
ぶっちゃげ芸は見るに耐えないけど、作品のほうは？
本作のポイントは両親の過去
主人公の晴夫は売れないマジシャン
実際のところ腕はまあまあなのですが、自分に自身が無いため人前で披露する時はしょうもないマジックをやってしまう性分。
そんな折、音信不通だった父親がホームレスとなって死んでいたという連絡が入る。
父親の情けない最後を自分の現状を重ね、生きるのに絶望しかけた時突如雷が！？
気がつくと４０年前にタイプスリップ、すったもんだで見世物小屋で住み込みをする事に。
そしてそこで出会ったのは、才がないマジシャンの父親と晴夫を置いて男と逃げたと教えられてきた母親。
同じマジシャンということで父親とコンビを組まされる晴夫、そして馬が合わない事を笑いにすることで人気者になっていく二人。
一方、自分が生まれる日が近づくにつれ、母親に対する思いが揺らぎ始める・・
正直父親は下手に人を見下す・自己中心とあまり宜しくない性格だけど、その分母親は良妻。
（どうやら籍を入れていないようだけど）
そんな彼女が何故子供を残して去っていったのか？
・・オチが読めたって言わないで～
予告編を見れば誰でもわかるからさ～
見所は後半、晴夫の未来予知
出産予定日の前日に母親の見舞いに来た晴夫
当初は未来が見えると豪語していたため、母親から未来を見て欲しいと頼まれるけど？
このとき晴夫はその後に起こる出来事を既に知っているけれど、彼が語る言葉は・・
言葉の選び方が実に印象的なシーンになっています。
その後の晴夫一世一代のマジックも見所の一つ、非常に美しい仕事を見せてくれます。
ともあれ後半は良いシーン多く、話が進むにつれ盛り上がっていく作品です。
気になった点は前半の展開が弱いこと
特に父親がマダオなので、見ていてイライラすること必死
親子そろって人前で話が出来ないマジシャンって一体・・
ツッコミどころは
（以下ネタバレ、未視聴の人は注意）
普通分娩が難しいのであれば、大きな病院で帝王切開すりゃ良かったんじゃね？
ラストにちょっとしたサプライズがあるのも本作のミソ。
それこそ青天の霹靂というべきもの。
見終わった後に元気になれる作品に仕上がっています。
なお、書いている通り本作は感動系の作品。
「水曜どうでしょう」の大泉洋が出ているからコメディ作品と思ってしまうと笑いどころに困るので、そこだけは要注意です。
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本作と同じくお笑いじゃない大泉洋が主演の作品
見るとパンが食べたくなるので、美味しいパンを準備だ！