ナグです、こんばんは。
8月の頭から、連載(?)している、『スピリチュアルの歩き方』ですが、4つのエントリーを読み返して、
”あ、これ説明しなくちゃ”と、思いましたので、今日は
『答え合わせは後でする』をもうちょっと詳しく
というタイトルでお話を進めていきたいと思います。
昨日の記事「”正しさ”とは、なにか? 」では・・・
・”正しさ”とは、個人的にその人自身が「それが真実である」と認めているもののこと
・自分の外側で起こるさまざまな事象それ自体は、単に「そのことが起きた」という事実があるだけ
・”正しさ”を押し付けると、そこに葛藤や軋轢(あつれき)が生まれる
・どのような信念を持っているか?で、事象に与える意味が変わる
・人は「情報」の集合、集積、集約された存在(情報のない人はいない)
・あなたの望みと、あなたの正しさは必ずしも一致しない
ということを、お話しました。
で、今日のお話。
学校教育の中で、「正解を出すこと」を求められてきた私たちは、”間違えること”は悪いことだ、という価値判断を持ってしまっているところがあります。
違う言い方をすると、「失敗」ということを極端に恐れてしまう傾向があるということです。
本来の学びというものは、失敗から学ぶところがあり、最初から正解を教えてもらったとしたら、なぜそれが「正解」になるのか?どういう考え方やどういうプロセスでその「正解」が導き出されるのか?がわからなくなってしまいます。(つまり、先に「正解」を知ると、体験が薄れてしまうのです。)
小学校とかでも、最初は「問題の解き方や考え方」を勉強します。
次に、その学んだことが理解できているか?をテストします。
テストの結果、間違えたら、どこを間違えたのか?をもう一度検証して
「再テスト」のような形で、再挑戦します。
テストではないにしろ、何か「問題」があるとき、「答え(自分自身の選択)」を決めなくては、それが正しいか、間違いか?は、わからないですよね。
なぜ、「答え合わせは後にする」という意識が大切になるかというと・・・。
自分の考え方や感じ方、心が自分のまわりで起こることをどう受け止めているのか?という部分を見ることなく、解決へと進もうとしてしまうからなのです。
セラピーやカウンセリングの場面で、
『どうすればいいんでしょうか?』
と、問われることがよくあります。
「こうなればいいな。」という望む未来や結果、というものがあって、そうなるためには「どうするべきなのか?」というわけですね。迷ってしまっている時って、望む結果にフォーカスしすぎて、絶対間違いのない方法を求めてしまうものです。
でも、迷っていないとき、あなたの心はどんなふうに動いているでしょうか?
自分の考えや思いが、まず、あるはずです。
そして、その思いや考えから、こうしたい、やってみよう、という行動へのエネルギーが生まれます。
その次に、行動の結果としての体験を受け取っている。
そういう流れになっていることに気づくでしょうか?
流れとして、
「be(心の状態、思い、考え、感じていること)」
↓
「do(行動や表現)」
↓
「have(結果としての体験)」
(上の図での ”How life works 人生の仕組み”はこちらです。)
答え合わせは、この「have」の段階になった時に、初めてできるものです。
迷ってしまっている時は、この be - do - have の流れが逆になっていることがほとんどなのです。
have(~を手に入れることができれば)
↓
do(~することができて)
↓
be(~になれるのに)
(上の図での”How humans operate 人々の振る舞い:人間の仕組み”は下側ですね)
という考え方です。
『車を手に入れることができれば、彼女といろんなところにドライブができて、楽しいのにな。』
例えば、こんな感じの考え方です。
そして、「have」の部分に当てはまるものが、切実なものであるほど、この順序は逆になりがちで、また、人間関係の場合、相手の選択が「have」のところで現れてくるのです。
あなたが自分の気持ちを表現するとき(それもまた「情報を発信する」ということですからね。)に、
この『 be - do - have 』 の流れが、逆になっていないか?一度、客観的にチェックしてみてくださいね。
先に「絶対うまくいく正解」を求めても、そんなものは無いですが
”表現した結果、うまくいった”ということは言えるんです。
うまくいったら、それは素直に喜ぶべきこと。
仮にうまくいかなかったとしても、そこから得られるものは何かあるはずです。
次回は「失敗」ということについて、お話したいと思います。
それでは、ナグでした♪