ナグです。
新型コロナウイルスは2019年11月に中国武漢で発生が確認され、2019年12月末に最初にWHOに報告されたといいます。
そして、2020年に入り4ヶ月目に入っても、まだまだ世界的にみても感染拡大が収束していく気配はありませんね。
日本国内においても、東京をはじめ大都市を中心に『緊急事態宣言』が発出され、いろいろな場面で不安と混乱が吹き荒れている状況ですし、医療崩壊の危機が訪れています。
医療従事者の方々は、生命の危険がある中、最前線で対応にあたり、日々奮闘されているその姿に、敬意を込めて、拍手やエールを送る人々がいる一方で、家族が医療従事者である、という理由で出社停止を命ぜられたり、いわれのない差別を受けるケースもある、
と報道されているのを目にしました。
「過酷な最前線で奮闘する医療従事者」
同じ対象を見たときに、このように「両極端」な反応があるのは、感情をどのように捉えているか?どこに焦点が当たっているのか?の違いなのです。
『恐れ』を強く感じ、それに飲み込まれてしまった場合、その“恐れ”を感じさせる対象を、それが何であれ、自分自身から遠ざけよう、という心理状態になります。
相手の置かれている状況や、相手の心情を想像するなんてとても無理で、考えることもその“恐れの感情”ベースの思考なので、その状態から前向きな考えやポジティブな行動が現れることは不可能なのです。
“恐れ”を感じているとき、『もし、〇〇だったら、どうしよう?』という、思考パターンに陥るのですが、この状態になっていることに、なかなか自分で気づくことができないのです。
ましてや、外出自粛などで人と接する機会も少なくなっているので、“周りの人からの刺激で、考えが変わるきっかけ”に触れることも少ないです。
こういう状況ですから、ニュースなどを見ても不安になることは多いと思います。『もし…』という考えになってしまうのも、仕方のないことだと思いますが、
『感情の切り替え方、コントロールの仕方』
を知らない、学んでいない場合は、世の中に蔓延している不安に焦点の集まった集合意識の影響を受けてしまいがちです。
自分に無意識に投げかけている「問いかけ」に意識を向けてみることが、感情の切り替え、コントロールの最初の鍵になります。
考えてみてください。
『もし、〇〇だったら、どうしよう?』
今だったら、“もし、コロナに罹ったら、どうしよう?”ということになるのでしょうが…。
“どうしよう?”と、自分に問いかけているので、どうするべきなのか?と考えることになります。しかし、問題なのは、その前の「もし、〇〇だったら」なのです。
頭で考えると、『どうしよう?』に焦点が当たりますが、無意識的には「〇〇になる」ということが前提になっている、そうなる(〇〇になる)という自分へ暗示になってしまうのです。
次回、感情と意識の焦点を切り替える「自分への問いかけ方」について、書いてみたいと思います。
もし、今、不安に飲み込まれそうになっている方がおられるのであれば、まず、今与えられていること、当たり前にしてしまっていることが、本当は当たり前ではないことを思い出してみてください。
一日も早くかつてのような、
いや、今までよりもより良い、
明るく平穏で喜びに溢れた日々が訪れ、
皆で分かち合うことができますように。
Yes,I hope so...
Primaria☆Stone名倉正祥 拝