『天使と悪魔』
誰の心の中にも、天使の声と悪魔の声ってあるんです。
実際に、天使と悪魔が頭のなかにいるわけではないですから、「メタファ」ということですが。
昨日の記事「自由について」のなかで、こう記しています。
> あなたが自分の内側で、「自分の平和」を失ってしまったら、
> 咄嗟に、感情を刺激する、自分の中の悪魔のささやきに耳を貸してしまったら、
> 次の瞬間、あなたは相手を攻撃してしまうかもしれない。
悪魔の声って、基本的に「過去」を踏襲するんですね。
「ほら、あの時と同じじゃないか。
今度は、前みたいにやられちゃだめだぞ。」
という感じなんです。
過去に感じた、怒りや失望や落胆を、“内なる悪魔”は糧にします。
そして、守らなければやられるぞ!という警戒信号を送ってくるのです。
一方、天使の声は、良心や一体感、“同じである”ということから
心の中でささやきます。
スピリチュアルな話の中で、よく、「いまここ」ということが言われるのですが、
実際のところ、“今この瞬間”を捉えることって、とても難しいのです。
「今」という瞬間を、意識して、それを話題に上げた瞬間に、
それはもう「過去」のことですよね。
出来事をどう受け止めるか?ということは、事前に準備というか、
心構えを自分の中で作っておかなければ、どうしても「過去」に照らし合わせて
受け止めてしまうものなのです。
自分は、○○なとき、△△なように反応してしまう。
という自分のパターンを知っている人は、『感情的に反応してしまう』ことを
止めることができます。
違う言い方をすると、“内なる悪魔”の傾向を知っている、ということです。
“内なる悪魔”って、表現をすると、怖いもののように感じるかも知れないですね。
どこか手がつけられないような、危険な存在のように感じてしまう。
でも、実際は、傷ついた小悪魔のような感じなのです。
堕天使ルシファーだって、もともとは天使長だったわけですし。
傷ついた記憶は、痛みを抱えています。
その記憶が常に自動的に反応してしまう。
それを上手く止めることができるといいですよね。
「過去」を知り、「今」をどう受け止めるか?で「未来」が創造される。
2019.03.04. ナグ
ここからは、余談。
『天使と悪魔』
ダン・ブラウンの原作のトム・ハンクス主演の映画のことを
今日書きたかったわけではありませんが(笑)
個人的には、「ダ・ヴィンチ・コード」に並んで好きな映画なので、よければ観てみてください。