癒しが起こったあとも前世人格は表面化するのか?【SAM前世療法002】 | 過去生ツインソウル・メソッド®︎&ツインソウル・ヒーリング®︎ Primaria☆Stone

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“魂のメッセージ”を読み解く過去生ツインソウル・メソッド®︎、“魂の絆”を深めていくツインソウル・ヒーリング®︎のナグ&プリマリア【Primaria☆Stone】

先日の記事

『ヒーリングと前世療法について』
に、蒲田乃セイウチさんからご質問をいただきました。

前回の記事では、SAM前世療法において(魂のミラーボール仮説)“前世人格が魂に傷を負った状態で存続している場合、表層に残っている他の前世人格との友愛、調和が取れない状態、当時の意識、考えのまま現世人格に働きかけてくる”という、見解があるのですが、私たちのガイドである - M - 曰く、

『魂が傷つくことはありえない。なぜなら、魂は神の属性であるから。』

という示唆と、今までのSAM前世療法セッションと、クライアントの経過などの観点から、

 

『「魂の表層にいる前世人格」の魂的な傷、というよりは、魂の表層にいる前世人格の生きていた当時の自我の残渣、という印象を感じてきています。』

 

という僕の見解を述べさせていただきました。


蒲田乃セイウチさんからのご質問は、以下の内容でした。
 

> 前世人格の魂のヒーリングの後も前世人格の自我はしっかり残っているように感じるのですが(それの表出の強弱は前世人格によって違いが見られると思いますが)、ナグさんご夫婦は、どのようにお考えですか?お時間のある時にご考察をお聞かせ頂けると有難いです。

 

これに対しては、僕の個人的見解(プリマリアの見解はまだ聞いておりませんが)です。

 「前世人格の自我が消失することはない。」 というのが僕の見解ですが、その表出となるとセイウチさんのおっしゃるようにかなりのバラツキがあるでしょう。

 

 例えば、セイウチさんご自身のように“前世”というものに強い関心を持ち、かつ、自身の前世人格の存在を体験的に感じ続けておられる方のようなケースは、前世人格自我の残渣に対しての癒しが成立しても、その前世人格及び魂の本質的な“今生での目的”によっては、かなり強い形での表出は起こり得ると考えます。

 しかしながら、通常は自分自身の前世や過去生に対しての興味や探究心より、現実的な自分自身の今生における問題や課題、人生のテーマに沿って、前世人格との協調が進みます。そして、今生における様々な意思決定の権利は今生の自我に委ねられており、調和・癒しが起きた後においては、本人が“明らかに意識できる形”での表出、というのは少なくなるでしょう。

 

 というのも、過去生人格(自我の残渣)にとってみれば、その成し遂げられなかった思いや、今生の当人に託した思いを成し遂げるのは、肉体を持って生を受けている現世人格以外にないわけで、位置的には現世人格に従属するような形であり、霊的な働きかけにおいては、ガイドやその他霊的な領域から現世のものをサポートする存在のような、守護的な導き手と言う状態になると考えています。

 

 もっと平たく言うと、魂的な癒しが起こった場合、過去生の人たちが積み上げてきた体験や経験の恩恵を受けやすい状態になり、自然に調和的な状態へと移行する。というのが僕の見解になります。

 

 霊的に鋭い感受性を、生まれながらに持っている方の場合は、その資質そのものは過去生において、前世人格が磨いてきた魂の資質であり、その本人にとっては「取扱説明書」のない状態で、高度なマシンを与えられているような感じになります。手探りでその高度なマシンを扱う、ということは、同時に多くの危険性を孕んでいるわけで、そのギャップが今生においては「悩みのタネ」になることがほとんどです。

 

 前世人格がその能力ゆえに、未消化な思い(例えば、霊的に能力が高かったがゆえに、“魔女”として殺された、など)を持っている場合は、現世の者を守ろうとして、その能力を効果的に使うことより、使わない方向へ導く、などもあり、しかしながら、備わっている資質であるから、無意識にその影響が現れてしまうことで、例えば、神経過敏ではないか?というような感じの現世人格にとっては、理解しがたい状況になってくるわけです。

 

  次の記事においては、僕が「前世人格の自我の残渣」という捉え方をする理由とSAM前世療法におけるミラーボール仮説についての考察を書きたいと思います。

 

 

あなたに出来ることは、あなたが意識している以上のことがある。
 あなたの魂に刻まれている
 その恩恵を受け取ることができるなら、それらはより一層多くなるだろう。

 

SAM前世療法士 承認 第0067号 名倉正祥