前回の記事から、一週間ですね。
前回の記事は、“前世”や“過去生(過去世)”の捉え方、視点について、少し書かせていただいています。
まず、「前世療法」というものって、より大きなカテゴリで見ると『催眠療法』なんです。
スピリチュアルに関心を持っている人たちの間ではよく「ヒプノ受けたことある?」とか言われますが、“前世療法”というニュアンスで「ヒプノ」って言ってますよね?
英語で書けば、 Hypnotherapy、ギリシャ語のhypnos(ヒュプノス)「眠り」が語源となっているんです。ギリシャ神話の「眠りの神」hypnosですね。でも、『睡眠療法』ではないのです。
催眠暗示時に眠ってしまうには、いくつかの理由がありますが、極端な睡眠不足の時には、催眠療法は受けないほうがよいですね、寝ちゃいますから。
ちなみに“前世療法”は、英語で書くと、
past life therapy(パスト・ライフ・セラピー)とか
past life regression(パスト・ライフ・リグレッション)になります。
※regression は逆戻りという意味
SAM前世療法は、
『The SAM Past-life hypnotherapy』と表記します。
※ SAM は Soul Approach Method の略
つまり、“魂状態へ誘導する方法による前世療法”です。
今日は、“催眠療法”や“前世療法”を受けてみたい、と思ったら・・・。
ということで、準備というか、知っておくと良いことをいくつか書いてみようと思います。
(こういうことって、知ってたほうが安心できると思いますので)
1.まったくの初対面のセラピストよりは、面識のある方のところへ行こう。
うまく催眠状態に入れるかどうか?というのは、もちろんセラピストの技量もありますが、それよりも大事なのは、あなたが安心してリラックスすることができるか?ということです。
“催眠状態”は、催眠学的には『受動的集中』という精神状態、もっと簡単に言うと、『おまかせ状態』なんですね。自分の身に起こること、感じることをそのまま受け入れてみよう。という状態なので、緊張してしまいがちの人は、少し催眠に入りにくかったりします。
もちろん、何度か会っているセラピストの方で、信頼できる方、心を開いても大丈夫だと思える方から催眠療法を受けることで、納得のいくセラピーになることが期待できます。
(初対面だと緊張するでしょ?いくら評判のいいセラピストさんでも、初めてだとね。)
2.「楽しむ」気持ちを忘れないでください。
1.のなかで「受動的集中」と書いていますが、催眠中に感じることを「判断」するより、楽しむような気持ちでいてもらえるとよいセッションになるでしょう。どうしても、『これは自分が考えて創り出した“妄想”ではないか?』とか、考えてしまいますが、セッション中よりも“セッション後”にセラピストとの対話のなかだったり、セッションを終えて帰ったあと、自分の日常の中で、そういった疑問も次第に納得いくものへと変わってきます。
“何が起きるんだろう?”と、いうワクワク感を持って臨んでほしいと思います。
3.“催眠に入る”のもひとつの技術です。
人は日常、とてもストレスの多い日常生活を送っています。ですので『リラックス』することが苦手だったりします。もちろん、ヒプノセラピストは、言葉のリズムだったり、声のトーンだったり、クライアントさんを“催眠状態へ導く”技術を身につけていますが、それは「催眠状態に入るためのサポート」なのです。
もし、催眠暗示を受ける方が「私は絶対に催眠に入らないぞ。」と構えていたとしたら、基本的に催眠を「かける」ことは無理です。催眠は、「かける人」と「かけられる人」という二元的なものではなくて、「一緒に催眠状態を創りだす」という作業だと考えていただけると良いと思います。
「力を抜くこと、リラックスすることが、自分は苦手だな。」と思う人は、“リラックスする練習”や“力を抜く練習”をしてみることもよい方法でしょう。睡眠前にリラクゼーション音楽や、ヒーリング音楽を聴くとか、意識して体の筋肉を緩めていくとかをしばらくの間、実践するとよいでしょう。
(力を抜く習慣、を身につけると寝つきが良くなったり、疲れがたまりにくくなったり、体調の改善が起こりますよ。)
⇒“オススメ 誘導瞑想音源付き書籍”(http://primariastone.com/のブログ記事)
よりよい「前世療法」を体験するコツ、として簡単に3つほど上げさせていただきました。
“瞑想”など、実践されている方は力を抜くことに慣れておられるので、良好な催眠に入りやすいですね。
わたしが提供している「SAM前世療法」の場合は、「非暗示性テスト」を行います。
※非暗示性は個人によって差があります。
一般的な“ヒプノセラピー”では、催眠学に基づいた「標準催眠尺度」によるテストを行わないところが多く、『どの程度の催眠深度(催眠の深さ)なのか?』を見極めていないこともあるようです。
『魂状態』とSAMで言う、深い催眠状態では本当に不思議なこと、様々なことが起こります。
知らなかった自分(の魂)に出会う、その一つの方法です。
“魂に触れる”体験を重ねるにつれて、次第に二元論的な考え方から、一元論的な視点へとシフトしていくことでしょう。
SAM前世療法は、“Oneness”(ワンネス)を垣間見ることができる数少ないセッションのひとつだと、私は確信しています。