はじまりました!
@ラピュタ阿佐ヶ谷
渡瀬恒彦☆狂犬NIGHTS!
待ってました!なのですが、
「極悪拳法」以外みんな観てるので、何かと物入りの諸事情と相談の上、と思ってしまうトホホな今日このごろ。
個人的には「血桜三兄弟」もあったらなぁ~。
第一弾は、以前に東映チャンネルで観てたけど、
念願叶ってスクリーン初!祝ニュープリント!
「殺し屋人別帳」
1970/93分/東映京都
石井輝男監督作品。
脚本、掛札昌裕。
音楽は鏑木創。
石井輝男監督作品は、とにかく判り易く、狙ってる感全開。
今作は、任侠モノにギャング映画風味がドッキング。
新東宝の石井輝男テイストを、東映の舞台でやった感じの作品。
渡瀬恒彦、映画初主演!
そして荒木一郎、復帰第一作…!
ピチピチ渡瀬さんがアクションにゴーゴーに大暴れ!出落ちと小ネタの積み重ねで面白いけど観た後なにも残らない石井輝男世界だが、カムバック一作目の荒木さんがマイ見どころです。
さてお話のはじまりは、よくある縄張り争いに、雇われし殺し屋たちの腕比べ。
冒頭の小池朝雄は、いやったらしくってステキでした~。
そして、
お話のフォーカスは雇われヒットマン2人の男勝負へ。
渡瀬恒彦と佐藤允です。
ヤング渡瀬さん、
まだ素朴で初々しい感じだけど、波止場に佇み、ゴーゴー踊って大立ち回り、と乗っけからデビュー作ぽくアピールタイム満載です♪♪
今観ると、ゴーゴー踊るとっくりセーターの狂犬渡瀬、かなりレアかも
そんな殺し屋渡瀬を「お兄さん」と慕う、足の不自由なバイオリン美少女が登場。
「ヤクザと仔犬」的なベタなとりあわせデス。
いっぽう、荒木さんは筋目の通った竜神一家の若い衆。
熱く一本気なドカジャン姿の荒木一郎てのもかなりレア!
長ドス振り回し血塗れになる荒木さんも、激レア!
ちょい役なので、あまりセリフもないけど観れてうれしい!
この当時は、早くいい役に就きたい!と燃えてた渡瀬さんと対照的に、撮影所に遊びに来てるような雰囲気の荒木さんに第一印象ではムカついた渡瀬さんだそうですが、演技が上手いなと思って話してみると気が合いすぐ仲良くなったとか。
そんな二人の絡み自体は今作ではさほどなく、がっつり組むドリームマッチは翌71年「血桜三兄弟」までのおあずけ。
*
で、「殺し屋人別帳」。
殺し屋渡瀬のライバル、佐藤允がムダにカッチョいい♪
ダブルのピンストスーツでキメたフランス帰りの殺し屋“モンパルナスの鉄”だって!
ン~マンダム!
殴り込み前の道行きお約束、
主役の歌う主題歌&相棒が合流という場面も、今作のはちょっとお茶目。
ちなみに渡瀬さん唄う主題歌は「さすらい人別帳」。
(ちょっと意味がわかりません)
アラカンの見せ場もいい!
冴えない役作りで引っ張って、見せ場を最大限のテンションに持ってきます。
モデル系美人、小川ローザと太田ナオミも棒読みだけど彩り良し。
賀川雪絵の白無垢仇討ち姫、参上。
おまけ。
「現代やくざ血桜三兄弟」
東映CHで放映してくれるよう、リクエストを出し続けております。。。
DVD出たら絶対買うゾーっ!
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