昨日はイクスピアリに映画「メランコリック」を見に行きました。
きっかけは吉田 芽吹さんが出演してるから。
吉田さんとは吉川 威史さん演出の舞台「君にささげる歌2019」で出会って(ブログにも書きました!「#君にささげる歌2019 王道の観劇の楽しみ方、二大プロデューサーに挟まれ呑む!」)大好きになった。。。と言うより、目を離せなくなった女優さんで、
この映画もアップリンクで上映中に見ようとしたのですが、席が取れずで、見逃して後悔してたら、なんとイクスピアリで上映と知って、舞台挨拶のある初日に伺うことになりました♪
舞台挨拶後のサイン会の人だかりと出演者さん全員の丁寧な対応に心を打たれました。
あ、そんなことより映画です。
脚本、演出がヤバい。
映画らしく、潔く、説明シーンをすっ飛ばして、サクサクとストーリーを進めていくその手腕。
俳優の良さ、味を利用する巧みさ、
ロケの選別も抜群です。
そして、俳優がヤバい。
自主映画は、この俳優が下手で作品がかわいそうって人が必ずいたのですが、
「メランコリック」は初めて、一人もいない映画になりました。
もちろん、吉田芽吹さんも抜群です!
予告編よりこちらの方が、吉田さんの雰囲気がわかるのでご紹介しておきます。
予告編も載せちゃいますw
主演の皆川さんのオタッキーな感じが秀逸です❤️
アップリンクさんで最長記録を打ち立てた「メランコリック」、まだまだ色んなところで広がっていくこと間違いない作品です。
イクスピアリは1000円で観れるし、学生さんだとワンコインだそうです。めっちゃ安い。
20年ぶりに行ったイクスピアリはバーゲン中で、散財にはご注意ですw
さて映画が終わってから
この作品のプロデューサーでもある皆川 暢二さんに
夢中でお話したことをブログに書き留めることにしました。
このブログを読んでる皆さんにぜひ、知っておいてもらいたい映画(「メランコリック」じゃなくて。。あ、「メランコリック」ももちろんなんですけども)のことをお伝えしたいので!
「メランコリック」の世界観と言うかベースにある、それこそメランコリックな気分は、社会についていけない人たちの共通の感覚ではないかと思うのです。
映画のテーマで扱われた、このメランコリックな感覚は私をアメリカ映画、
「俺たちに明日はない」
(これ、多分、アメリカ版のポスターです。)
これは日本のポスター。すごいセンスの違いに驚いてます(^◇^;)
そして「明日に向かって撃て」
これはどうなんだろう。。。
なんだこれは!!
あ、ポスター談義してる場合じゃなかったです(・・;)
この二つの映画は時代の波に翻弄され犯罪の中で青春を全うする若者の映画です。
二つとも悲劇的な結末なのです。
二つともラストシーンがすごいのです。
そして「メランコリック」のラストシーンもすごい。
印象的な「メランコリック」のラストシーンをこの二本のアメリカ映画を結び付けて見ると胸がキュ〜〜ンって締め付けられてしまいます。
もちろん、ハッピーエンドって捉える観客もきっといて、それでいいのですが、
と言うより、それを製作者は望んでいるので、見事にスッパリと終わっちゃってくれてるので、
それ自体がものすごく潔くて素晴らしくて、
くどくどと観客をバカにしたように、ラストに説明ゼリフ的なシーンを持ってくる映画もある中で、
自主映画のなんたるや!って気概がいっぱいでホンマに惚れてしまいます。
こんな映画、作られちゃったら、かなんわ(大阪弁で、敵わない:カナワナイ)
さてさて!
このカナン映画を作ったのはONE GOOSEって言う映画製作チーム
これがカナン人たち
左から「メランコリック」の主演とプロデューサーの皆川 暢二さん、真ん中が本作品の監督・脚本・編集の田中 征爾さん、右がメインキャスト兼、TAディレクターの磯﨑 義知さん(TAディレクターと言うのはアクションシーンの構成と演出をする人らしい…)
皆さん、海外での経験が独特で長くて、
カナンことの言い訳に
そうやんな、日本だけでこんな人たち生まれてこないわ!って自分に言うてます笑
日本映画を変えたと
あれが日本映画のターニングポイントだったと
いつか振り返られる映画になってほしい。
その価値は十分にあります。日本の観客がそれに気がつくかどうかが問われてる映画だと思います。
大好きな映画と出会えただけでなく、
この業界を生業としてる者として「メランコリック」に注目していきます!









