昨日も谷沿いの道に点在する家々でお話を伺ってきました。
「この辺は皆、後家さんばっかりよ〜。限界集落だわ。」と大きな家に1人で住むおばあちゃんたちが話してくれます。
交通の悩みはどこも同じ。
自家用車に乗る人にとってはありがたい、尾道松江道ですが、谷をまたいで走る道の完成で、それまで日に4往復はあったバスの往来が日に1往復となり、日常使えるものではなくなってしまったそうです。
「こんなとこじゃけど、前は、広島まで直通のバスがあって便利が良かったんよ〜。」とおっしゃっていました。
昔は気軽に車に乗り合いさせてもらっていたけど、最近は「事故でもあったら…。」と敬遠されがちなこと。
地域の集まりにも、車がなくて参加できなく、寂しい思いをされていたこと。
地域に人が少ないのに、行事ごとが多いので、80才過ぎて、杖をつくような人でも、2つ3つと、地域役員を引き受けないといけなくて、暮らし続けるのがしんどい…。
思いがあっても、選挙にも行かれるか分からない…。
月に2回、バスのお迎えが来て、みんなでご飯を食べたり、体操したり、様々な活動をする「喜楽塾」などの活動が、とても楽しみなこと。
週に1度の生協さんに、食料を届けてもらうのが暮らしの支えとなっていること。
「なんだかイジメにあってるような気になって、悶々としてたのよ。でも、声を出すって大事ね。愚痴になっちゃったけど、すっきりしたわ。」
と、お話ししてくださる方もいました。
毎度思うことですが、話を聞いてみないと分からないことだらけです。
そして、誰かと同じ悩みで、沢山の人が悩んでいます。
「他の人も助かるので、まずは困ってることを伝えてください。」とお話します。
自分が困っていないと、人はなかなか気付けません。
「集まりに行きたいけど、行く術がなくて困ってるんよ。」
その一言が届くだけで、必ずなんとかしようと人は動くものです。
「私も図々しいけど、お母さんも図々しくなって、どんどん人に伝えて下さいよ。みんな同じことで悩んでいるので、それで助かる人が沢山いますよ。」
とお話したら、「話してすっきりしたよ。元気が出たよ。」と言って下さいました。
こういう方たちにこそ、アドバイザーとなってもらって、地域課題に取り組まないとと思います。
まずは、おばあちゃんたちが、ちゃんと投票に行けるようにしないと!こういう声こそちゃんと届いてもらいたいです。
松本みのりとつくる会~しあわせ循環の町庄原~
代表者 :松本みのり
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