例の名誉の負傷での
打撲というか打ち身なのか
養生すべく大人しく家でお仕事〜
も、夕方には片づいて、
やっぱり今宵も昨夜と同じ座席、
グランドシネマサンシャイン池袋にて
 
かくしごと
 
 
絵本作家の千紗子は
故郷の父が認知症と聞いて帰郷、
元々疎遠だった上に慣れぬ状況で
さっさと施設に放り込んで帰ろうと目論む
 
幼馴染で市の職員久江に相談しても
もちろん口利きはできない
父の症状は介護経験のない千紗子には
まるで理解不能な異常事態だ
 
ご飯はこぼしまくるし、
自分を娘と認識しない、
ただただ工房で仏像を彫っている
千紗子は口うるさく注意するが
そんなものは通じない
 
そんな中で久恵と憂さ晴らし後、
車で少年を当ててしまう
パニクった久江に言いくるめられ、
通報せずに連れ帰った少年には
身体に虐待と思われる跡があるし、
目覚めた時には記憶もなかった
 
千紗子は父の認知症をいいことに、
少年を自分の子として留め置くことにする
 
少年も心地よく思ったのか、
次第にその生活に慣れていくのだが…
 
予告編にもある通りで、
嘘に嘘を重ねての先行きは〜〜、
ってなお話で、
いつバレるのか??
というドキドキ感を置きながらの、
家族という厄介なものの検証でもある
 
しかしいつものことだが、
この奥田瑛二の熱演も
グループホームでの浅い経験から見て
え〜、こんな人見たことない、の類で…
いや、認知症と言っても本当に千差万別、
こういうパターンもあるのだろうが、
ご飯のガツガツ喰いとかもだが、
まず自分の子どもを忘れることは皆無で
どんなに症状が進んだ方でも、
稀に名前は忘れても
やっぱり顔は覚えているんだよなぁ
 
ま、これはグループホームに
入れるレベルの人だけかもなので
なんとも言えないけども、
地元のお医者さんまでもが
 
真面目な人ほど認知症になりやすい、
なんて言い切っちゃうとこも
いいのかなぁ、なんて思ったりして
 
そんなこんなの違和感は
作品の深いテーマにおいては
余計なことかもしれないが、
 
是枝作品のような擬似家族の願望、
そこへの執着とかを
芸達者さんたちが熱演しているのに
話自体が、このオチで決まる、
みたいな流れに
どうも物足りなさを感じてしまって…
 
もちろん原作ありきだとしても、
(昨日の宗方姉妹も原作モノだが)
それを超えての説得力をみせてほしかったな
と、ちょっとそこまでの高評価はできなかった
 
それでも子役の上手さには舌を巻く、
評判の認知症演技よりも、
いいんじゃないか???(失礼〜〜)
 
 
 
 

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