バイト帰りの時間設定に合ったので
池袋はシネマ・ロサへ
 
ペナルティループ
 
 
この手の作品はどうにも
納得できたりできなかったり、
落差が激しいのだけど
今回はちょっと違うテイストだった
 
ある朝、淳は恋人の唯を見送るが
それが最後の姿となって、
唯はその晩、遺体で発見される
 
6月6日の早朝6時に起きた淳は
車で研究所に出勤してある男を見つめる
 
淳は休憩室に行くと
自動販売機のカップをすり替え
その男、電気設備検査員溝口を待ち構える
 
溝口はそのカップからコーヒーを飲んで
自分の車に戻る途中に苦しみ出すが、
追ってきた淳が車に乗り込んで
刃物でとどめをさす
 
深夜になると淳は
息絶えた溝口を袋詰めにして
海に放り込むのだった
 
そして朝、目が覚めると
6月6日の早朝6時…
また同じように出勤して、
カップを仕掛けて…
という繰り返しが起こる
 
2回目、3回目、
と回が重なると
今度は溝口の方も、
またか、
と、殺されることがわかる
 
しまいには二人とも疲弊して
ある日淳は溝口を別の場所に誘って…
 
と、朝の6時から深夜0時まで、
とにかく殺し殺されることがループする
 
なぜこうなったのかには、
ある事実が存在していて〜〜
 
というSFもどきな感じなのだが、
復讐心からのスタートというのが
実は重いテーマになっている
 
彼女がなぜ殺されなければならなかったのか
そんなところはそう詳しくは描かれない
枝葉を削ぎ落としたところにある、
被害者家族的な淳の思いに焦点を当て
二人の出会いや彼女の来し方は
シュールな雰囲気で語られるのみだ
 
しかしこのSF的な中に、
PLAN 75 みたいな、
いやいや、もっと身近な問題が
がっつりと描かれてると思ったのだわ
 
リバー、流れないでよ 
では2分だったけれども、
この18時間の繰り返しに
どんどん疲れていく二人が面白い
 
主役の若葉竜也くんも良いが、
何度も殺される男、
大麻事件以来の伊勢谷友介が
いい味を出していて驚いた
 
いやはや映画は無限だねぇ
同じもののループはごめんだが
オリジナリティあふれる作品は
どんどんこうして生まれてほしい
 
さ、明日は今月最後のバイト、
そしてホットヨガに駆け込むぞ〜
 
 
 

映画ランキング
にほんブログ村 映画ブログ 映画劇場鑑賞へ
にほんブログ村