午後から久しぶりの
東中野ライブにつき、
その前にと〜
ポレポレ東中野にて
 
映画 ◯月◯日、区長になる女。
 
 
このところドキュメンタリー映画では
こういった政治的な話が活況なのか??
直接的に分かりやすく、
たいてい観客も多い
今日もネット予約時はガラガラだったのに
着いてみると完売となっていた〜
 
狭いロビーもごった返し、
前の回の音が漏れ聞こえるが
あ、ヤジと民主主義 劇場拡大版  か〜
ここはドキュメンタリー映画の聖地だな
 
ぎゅうぎゅうの座席で身を縮めながら
これも予備知識なしでの鑑賞、
もちろん杉並区長の話だくらいは知っていたが…
 
2019年、
この映画を撮ることになる女性は
自分の住む地域が、
いずれは道路伸長のために立退になると知る
 
すでに20年も暮らした地域が
ほとんど何も知らされないまま、
工事で立ち退きを迫られる運命とは…
 
無関心だった区政を知ろうと
早速調べ始めると、
実は他にも同じような地域があり、
反対運動も起こっていた
 
杉並区内のあちこちに、
70年も前に立てられた計画により
道路がつくられる、
それによって善福寺川沿いの公園や
南阿佐ヶ谷地域の住宅地、
高円寺の純情商店街までもが
立ち退き対象になるのだ
 
それが、
知っている人は知っている、
という状態に過ぎず、
区報にも小さく載った程度だという
 
女性はこの反対運動の団体が
道路計画の見直しをさせるために
次の区長選挙に候補者を立てることを知り、
そこに参加する
 
難航した候補者選びは、
ベルギー在住でNPO活動をしていた
岸本聡子に決定、
岸本の活動がこの映画になっていく
 
いろいろ書きたいのだが、
キリがないのでこれはもう
ウィキペディアを参照してくだされ〜

 

ってことで、

映画はこの候補者の大変さや、

いやホント、こんなに大変なのね、

支援者との確執とまでは言わんが

自分の描いたこととは違う戦略とかね

と、支援者たちの熱い思いの数々

街頭演説に細かいダメ出しがあり、

本当に的を射ているんだけど、

それに応えるほどの技量もまだない

 

中でもスゴいなと思ったのが、

住民運動最古参の80代の女性、

小関啓子さん

彼女が理路整然と岸本を諭すが
岸本の方もさすがにイラつく場面、
参謀の女性の考えをすすめる小関に
だったら彼女を候補者にすれば…
と言ってしまう気持ちはわかる
しかし小関も偉いのは、
言い過ぎは謝るし理解も示した上で
これまでの運動の上での期待を語る
この場面はマジで泣きたくなった
 
そしてそして、
あれこれあっての選挙結果は
187票の差で当選
 
しかしお分かりだろう、
決して喜んでばかりはいられない
議会はいわば敵の主戦場、
早速自民党議員から容赦ない皮肉の嵐
 
傍聴席から支援者たちが声を上げるが
それこそこの場のヤジは排除される
このままでは(青島幸男同然)
公約以前に区長が危ない〜〜
 
さすがの杉並区民だ、
こっからがスゴい〜〜
なんと区議選挙で
この草の根運動を行った女性たちが
自ら立候補して
しかも、
ある女性は共産党、
ある女性は立憲民主、
ある女性は…
とそれぞれ違う政党から立ち、
なおかつ連帯して
大量当選を果たしたっていうから
その力は計り知れないわ
 
そして杉並区は
女性議員が男性を上回ったそうで、
 
haha 的には昔っから
女性ってのを売りにした選挙は
なんか違う、って思ってたんだけど、
女性だとか男性だとかじゃなくって、
区民の意見を伝えたい、
っていう一心で貫いたのが
たまたま女性だったのなら
その底力は見事なもんだと感じ入った次第
 
この区議を増やした戦略は、
どこの地方でもやれるはずで
ここに一縷の望みが生まれた気がして
本当に本当に嬉しかったよ
 
諦めない、
今の既成政党のやりたい放題に
しっかりNOというには、
それしかないんだな
 
いやマジで、頑張れ、
ってか、自分が頑張れ、
選挙に行こう(行ってるけど)
とにもかくにも
それしかないんだよっっ
 
そうそう、
本筋には関係ないけど
あのNO 選挙,NO LIFE の
畠山理仁氏が取材に駆け込んでくる、
ってのはタイムリーで驚いた〜
 
 
 
 

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