はい、ムトンボのシクサーズ以降と逸話です。
↑ムトンボの決めポーズである、フィンガーワッグ!カッコいいですね!
プレーオフに進出した翌シーズンもシクサーズでプレーし、その後は ニュージャージー・ネッツ (現ブルックリン) に移籍。この後はほぼ1年ごとに移籍しますが、ジャーニーマンと言うより 「 対シャック 」 でプレーオフでレイカーズと対戦する事を見越したチームに引き抜かれていったって感じでしたね。この時のネッツも、ジェイソンキッドやリチャード・ジェファーソン、Kマート等がいた強豪チームでした。このシーズンは、ファイナルでサンアントニオ・スパーズと対戦。ティム・ダンカンとのセンター対決でしたが、2勝4敗で敗れました。
この後は、ニューヨーク・ニックス、(短期間でしたが)シカゴ・ブルズ、そしてヒューストン・ロケッツと移籍します。この頃のロケッツは、トレイシー・マグレイディや姚明を擁してカンファレンスの強豪チームでした。強かったり姚明がいた事もあって、結構BSでロケッツの試合を見られましたが、ムトンボは姚明の控えでした。ただ姚明がベンチに下がった時は、リバウンドやブロックショットを頑張っていました。
ロケッツはカンファレンスの強豪ではありましたが、プレーオフでは何故か1回戦負けが続きました。ロケッツ在籍5年目の2008~09シーズンのプレーオフ緒戦(ポートランド・トレイルブレーザーズ戦)で、ムトンボは大怪我(左十字靱帯断裂)をしてしまい、そのシーズンを最後に現役を引退しました。引退当時の年齢は、43歳。めっちゃ頑張りましたね。
はい、逸話です。
・ムトンボと言えば、やはりブロックショットですね。長いウィングスパンを活かしたブロックは、鉄壁でした。連続して止める事も少なくなく、文字通りディフェンスのエキスパートって感じでした。
・つい先日、ショーン・ケンプの記事を書き直しましたが、ムトンボってそのケンプにやたら強かった印象があります。ケンプのシュートをかなりブロックしていたんじゃないでしょうかね?相性ってあるんですね。
・ブロックを決めた時のお約束のポーズが、上の画像である「フィンガーワッグ」です。ブロックをお見舞いした相手に向かって人差し指を立てて、左右に振ります。最初はカッコいいとめっちゃ盛り上がりましたが、後に挑発行為だとテクニカルを取られる様になります。その後は、客席に向かってやっていましたが.....。敵地でやっちゃったら、これはこれで立派な挑発行為な気がしますが。
・故郷のコンゴに、ビアンバ・マリー・ムトンボ病院を建てています。また、ムトンボ基金を創立して、医療が必要な人を助けているそうです。素晴らしいですね。
・上に書いたフィンガーワッグは、アフリカ出身(カメルーン)NBAプレーヤーのジョエル・エンビートにムトンボ公認で受け継がれたそうです。
↑ムトンボのフィンガーワッグは、めっちゃカッコよかったんだからな?本人公認で受け継いだんだから、頑張ってくれよ?