12/28にテレビ朝日系で放映された、
「国民10万人がガチ投票!戦国武将総選挙」
って番組、見ましたか?
19位にランキングされていた竹中半兵衛重治公が19歳の時にわずか16人で岐阜城を奪ったとか、毛利元就公(15位)の3本の矢の教えとか、今では史実ではないという意見が多数をしめている事を歴史の研究家さんがスタジオに多数いるのに垂れ流していた事にかなり萎え、13位に前田慶次がランクイン(前田利家公の16位より上)していた時点で見るのを止めました。
竹中半兵衛重治公が16人で岐阜城を奪ったのは作り話で、実際は彼が何をしたのかもよくわかっていないです。それもあって、豊臣秀吉公の軍師だったって事さえ眉唾ものです。
毛利元就公の「3本の矢の教え」ですが、その時長男は早逝しており、次男/三男のどちらかは戦に出ていたそうです。言い伝えられている様に、3人の息子の前では言っていないです。
前田慶次はねぇ.....。もう論外ですわ。個人的には、前田慶次を「武将」と呼ぶ事にさえ疑問を感じているレベルです。
本当に10万人に聞いたのか怪しいものですが、世間様の「戦国武将観」ってあんな程度のものなのでしょうね。ディープな歴史好きにとっては、「物足りない」を通り越して「見る価値がない」番組ですらありました。