2/1放送の 「 ぶっちゃけ寺 ～ Ｑさま！」 で、爆笑問題 （ あまり爆笑した覚えがないのですが ） の太田が見事に実在の人物だと勘違いした、真田十勇士に登場する忍者 「 猿飛佐助 」 について少し。
当然実在はしていませんが、他の真田十勇士の勇士同様モデルになった人物がいます。
それは真田幸隆公 （ 真田幸村公の祖父 ） の代から真田家に仕えた忍者というより山伏に近かったらしい 唐沢玄蕃（からさわ･げんば)と言う人物です。
「 服部半蔵 」 の 「 半蔵 」 や 「 山田浅右衛門 」 の 「浅右衛門 」みたい(※)に、「 玄蕃 」 は歴代の頭領が名乗ったミドルネームで、佐助のモデルになったのは２代目の唐沢玄蕃久基（からさわ・げんば・ひさもと）です。
唐沢玄蕃久基は幼少の頃非常に身軽で、助走無しで1.8m飛べた身体能力があったと言われています。玄蕃久基の幼名が 「 於猿 （ おさる ） 」 と言ったそうです。
(※) 服部半蔵はご存じでしょうが徳川家配下の忍者軍団の頭領で、半蔵自身は忍者ではありませんでした。
山田浅右衛門は、江戸時代に剣の試し切りを生業にした人物。山田家の頭領が代々「浅右衛門」を名乗りました。試し切りだけでなく、死刑執行人もしたそうです。あだ名は「首切り浅右衛門」。おっかないあだ名ですね。