現地時間の17日に、日本のサッカーの発展に多大な貢献をして下さった デットマール・クラマー氏 が亡くなりました。享年は90歳でした。
クラマー氏が日本にコーチとして来て下さっていなければ、日本サッカーの発展は大幅に遅れていたでしょう。ワールドカップなんて、いまだに遠い夢だったかもしれません。
1975年にクラマー氏がバイエルンミュンヘンを率いてヨーロッパチャンピオンズカップ(今のチャンピオンズリーグ)を制覇した時に、インタビューした記者に「今が人生最高の瞬間なのではありませんか?」と尋ねられたそうです。そしてその時に即座に
「いや、最高の瞬間は日本がメキシコ五輪で銅メダルを獲った時だ。私はあれ程死力を尽くして戦った選手達を見た事が無い。」
と答えて下さったそうです。
全ての日本のサッカーを愛する人は、このドイツから来た恩人がしてくれた事を決して忘れてはいけません。我々がサッカーを楽しんでいられるのも、クラマー氏のお陰なのです。
心から、氏のご冥福をお祈り申し上げます。本当にあなたには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。